iPhoneでMacと同期な家計簿「iCompta 」
大変にごぶさたしております。ご心配をおかけしていたら申し訳ないです。心配ないといいたいところですが、そこまで言い切るのには疑問があるような、だからといって心配すべき体調かといえばそれほどでもないようなそんな感じです。
さて。
今回はステキな家計簿ソフトのiCompta
に感動したので、ご紹介です。ここしばらくは、ずっとMaster Money for Mac 2で家計簿をつけていました。積極的に選んだわけではなく、Macで銀行口座やクレジットカード情報をそのまま読み込んで家計簿をつけようとすると他に選択肢がなかったんです。でも、そこまで高価なわけでもないし、機能はそれなりに豊富だし、そこそこ満足して使っていました。
そんな生活にやってきたのがiPhoneです。チマチマとレシートの情報を埋め込むだけの行為をMacの前に座らなきゃできないというのが苦行に思えてきました。ニートでヒッキーだからずっと家にいるというのにこのていたらく。技術の進歩というのは人間をどれだけ怠惰にするというのでしょう。このうえ、ベッドで新聞を読みたいからKindleの購入を検討しているなんて口が裂けても申せません。
そこで、日夜AppStoreを探索した結果、CashFlow
というアプリを使うことにしました。CashFlowはMicrosoft Moneyと同期できるようにつくられているのですが、同じファイル形式(OFX)をMaster Moneyも読めるので、Master Moneyでも使えます。とてもお買い得な値段(¥230)だし、これで喫茶店でもベッドでもキッチンでもレシート入力ができるので、しばらくは快適に使ってました。しかし、また不満がたまってきました。
私はAppStoreをみるのが大好きなので、しばしばAppStoreをのぞくのですが、そこで人気の家計簿ソフトはiPhoneで予算管理できるものが多いのです。しかもキレイな画面で!!!←超重要
私もiPhoneでキレイな画面で予算管理したいよー!!!
ただ、iPhoneだけで完結するというのは色々な手間を考えると、やはり厳しいです。大きな画面でやりたいこともあります。たぶん。なにより移行をiPhoneだけでやると考えるだけで頭痛がしてきました。Macと同期できることが重要です。いろいろと探索した結果、このiComptaに落ち着きました。決して、サンプル画面のフランス語に負けたわけではありません。ええ。

iComptaは画面がキレイで、予算管理ができ、iPhone単独でも銀行口座やクレジットカードの情報を読み込めます。MacのiComptaでできることはほぼすべてiPhoneでできます。そのうえMacとの同期はWifi経由で一瞬です。iComptaに疲れて移動したくなってもofxでExportもできます。まさに私にとっては神のようなアプリです。それなのに¥700というMaster Moneyの1/10程度の値段しかしません。iPhoneにはこういう各安値付けのソフトが多く、ペイしているのか心配になってきます。
それはともかく、神のようなソフトですが、神ではない証拠に少しヘビーな欠点があります。iPhoneで取引の名称を入力するときに日本語入力がうまく働かないのです。どうも予測入力とコリジョンしているようです。これは銀行、クレジットカード情報が自動読み込みなのとあわせるとかなりの欠点になってきます。が、しかしそれを上回る素晴らしさをiComptaは備えています。たぶん。
アイコンをとにかく変更できる
iComptaではAccounts、Budgets、People(合計残高表示、貸し借り管理のため)を登録するのですが、すべてのAccounts、Budgets、Peopleに自分の好きなアイコンを登録することができます。よほどこの機能には力をいれているようで、Peopleの画像はアドレスブックで該当するアドレスを指定するとそこから読み込んできてくれるという機能までついています。
各銀行のロゴマークや予算に対応したアイコンが画面に表示されるのは想像以上に心地良く、私が「このアプリについていこう!」と思ったのはこの機能のためでした。視覚情報は重要でした。
費目を色で管理する
加えて、さらに視覚に訴えるべく費目を色で管理してくれます。最初はサブカテゴリの管理ができないことに不満たらたらだったのですが、そんな不満を吹き飛ばしてくれました。取引にカテゴリを指定すると、取引一覧ページで取引名称の横にカテゴリのラベルがつきます。「色で区別なんてできるのかしら?」と思っていましたが、きちんと指定すれば意外に視認性がよく、すぐにどういう取引をしたかがわかります。
カテゴリは一つの取引に金額又はパーセンテージを指定して複数種類指定することができます。すると、この取引の前のラベルは各カテゴリの割合で異なった色になります。これはキレ、いや分かりやすいです。素晴らしいです。

グラフがキレイ
実はMacとiPhoneの同期がとれるアプリというと、iComptaの他にSplash Money
というアプリがあります。というか、その二つしかありません。あえて探せばmoneytrackin’というウェブサービスがiPhoneアプリ
を出しているので、含まれるかもしれませんが、どうも違うように思います。
そして、私がSplash Moneyではなく、iComptaを選んだのはこのグラフ表示の美しさのためです。決して、Splash Money for iPhoneには無料体験版がなかったからとか、for Macも有料だったからとかそんなわけではありません。


「さすが、フランス人だけあって美的感覚に優れてる」とエスニックジョークをいいたくなる、美しい円グラフに私は感動しました。
予算を複数設定できる
意外に便利だったのが、予算を複数設定できることです。一つの予算にはカテゴリや口座を選択して、選択したカテゴリ毎に予算を設定することができます。家計と小遣いを分けて管理してみたり、食費や車の費用を複数のカテゴリに分けて詳しく管理してみたりすることが出来ます。
予算の達成度合いはトップの画面に表示されるので、「今月はあとこれだけ」と確認するのも簡単でした。
Tips
・Bank StatusをPendingにしておくと、BudgetでExpected Expenseとして表示され、ReconcileにすればExpenseとして確定表示される。
・画像の登録はMacで口座情報を表示させてのドラッグアンドドロップが簡単で楽。
・Frequencyを登録しておくと、画面下部の操作部からCreate Next Occurrenceができる。
なお、Next OccurrenceをCreateしなくてもBudgetにはExpected Expenseとして反映されるので注意。
・Transactionの指定は通常必要ないが、口座間移動の取引についてはTransferにしておき、Statisticsを表示させるときにIgnore tansfersをチェックすると有用である。
・口座間移動の登録はMake a transferボタンですると便利。
というわけで、少し手こずったりしましたが、iComptaはオススメです。
参考:
for iPhone
iCompta (¥700)
、iCompta Free![]()
for Mac
かなりよくない間違いと「プリンスオブペルシャ」
私は般若心経が好きです。唱えてるのが好きです。ステンドグラスがきれい、ゴスペルが美しい、みたいな感覚で好きです。どれくらい好きかというと、書き込み式「般若心経」練習帳DSを買ってしまったほどです。
※参考:般若心経
唱えてみよう!ー光明真言・般若心経ー(Flashで文字を見ながら唱えられます)
はちゅねミクで般若心経(ネギ木魚)
いつも通っている鍼灸院で、何のきっかけか般若心経の話題が出ました。
鍼灸師さん「般若心経、僕も好きですよー。いいですよね」
私「ですよねー。ただ、私のタイミングが悪いのか、唱えてると夫に気味悪がられるんですよね」
鍼灸師さん「僕もですよ。お経を唱えてると、彼女に『やめて』って言われますね」
私「…え?」
おかしい。会話の流れが私が考えていた方向と違いますよ。
私の予定ではここで鍼灸師さんは「それは旦那さん、不思議ですよねー」というようなことを言って、私が「ですよね。夫は変ですよね」というようなコメントをするはずでした。
何で夫と似たような行動をする鍼灸師さんの彼女の話が出てくるんだろう。そんな話が出て来ると夫が変だというコメントができないじゃないか。おかしいな。
も、もしや!
お経を気味悪がるのって一般的な感覚だったのでは!?
ごめんなさい。夫だけかと思ってました。本当にごめんなさい。いやもう、ものすごく反省します。反省してます。海より深く。
私「あの、お経を気味悪がられるのって一般的な話だったんですね……私、今の今まで夫が特殊な例かと思ってました……」
私は半ば呆然としながら答えました。すると、「これはいけない」と思ったのか鍼灸師さんは熱弁をふるい始めました。
鍼灸師「それは違いますよ!間違えちゃだめですよ!どちらかというと、一般的でないのは僕たちの側ですよ!それは間違えちゃだめです」
長い間、思いっきり真逆に思ってましたよ。夫もまさか逆に考えていたとは思いもしなかったに違いない。30度ぐらい違ってるならいいけど、180度違ってると案外と分からないものですね。
こういう間違いが他にもたくさんありそうで怖いです。その後、この会話は「般若心経のここが好き」という話で盛り上がり、書き込み式「般若心経」練習帳DSの話題に移って、その後はゲームにおける日本文化を考えていました。どこからどう見ても私の日常です。
ちなみに、私の今の一押し、和風ゲームは「大神」的ゲームシステムで、ラピュタ風なストーリーと景色の中を、宮崎アニメっぽくアクションし、もののけ姫よろしく穢れを祓いながら、「ICO」っぽく王女様と一緒に旅をする「プリンス・オブ・ペルシャ」です。
翻訳が少しアレなため、「日本語でOK」と言いたくなりますが、それはそれで別の意義があるのです。
海外のゲームオタクの人たちがあれほど日本語取得に情熱を燃やしているのは、このような翻訳に出会ってイライラするからなのではないか。
これからの他言語社会において求められる翻訳の完璧さはどこまでなのか。全世界同時発売ならこの程度でも許せるようにならなくてはいけないのか。むしろ、翻訳をより良くしようと努力をするよりは、ユーザー側で脳内補完処理の訓練をし翻訳元のイメージに近づけるような努力をしたほうがいいということなのか。例えば、英語圏の文化を学ぶなど。
それともこれは販促であって、そのうちPlayStation Storeで「英語音声+英語字幕」が1,000円くらいで販売されるのだろうか。いや、そんなダウンロードよりは、私が販売側だったら面倒なことはやめて従来の仕組みにのっとり、英語音声改善日本語字幕の「コンプリートバージョン」を販売するだろう。それは良い商売だが、ユーザーとしては悩ましい。
などの、これからのコンテンツビジネスを展望するのに必要なことを考えさせてくれるのです。
題名を「マダムを目指す理系女子の綴るblog」に変更しました
題名と内容に相関がみられなくなって久しすぎるので、題名を変更することにしました。法務については、こういろいろと思うところが有り過ぎて、それについてのブログが書けないようなのです。
そこで、私の目標を題名に取り入れることにしました。「マダム」「奥様」と呼ばれて違和感のないステキな女性を目指しています。…これ以上のイメージは現在鋭意調査中です。
夫に伝えたら「せめて、叶えられることにしようよ…」と悲しそうに言われました。彼は私がマダムにふさわしい人間になれるはずがない、と思っているようです。失敬な。
そんなことを言われるとますます燃えてきました。私はやります。えいえいおー!
カリスマ美容師は実は経済的なこともある、かも
夫は髪の毛が太い上にくせ毛でまとまりにくく、ビジネスではスーパーハードなヘアフォームが手放せませんでした。
妻は「必要なのは分かるけど、脳に一番近い頭皮に『へアフォームと闘う』なんてエクストラな負荷をわざわざかけるなんて心配だ。人間はどんどんCPUが退化するし、メモリも買い足せないのよ。頭髪が薄くなるくらいならいいけど、ストレスが溜まるとか頭痛がするとか、仕事の能率が落ちるとか、髪のセットはビジネスのためのはずなのに、目的のビジネスに影響したらどうしようかしら」とよくわからないことを心配していました。
しかし、あるときを境に、夫はヘアフォームを手放しました。アホな妻は最近までその事実に気付かなかったのですが、さすがに知るところになりました。
妻「え?スタイリング剤を使ってないの?何してるの?」
夫「ブローだけ」
あのCMに出れそうな、美容室ではいつも美容師さんを困らせてそうな、頑固な夫のくせ毛が!?それだけで!?嘘でしょ?
妻「何でそれで大丈夫なの!?」
夫「髪型かなあ」
そういえば、私たちは諸般の事情で2年ほど前からカリスマ美容師さんにカットしてもらうことになったのでした。
妻「…カリスマ美容師ってやっぱり凄いんだね」
前の美容師さんも普通に上手く、わざわざ電車を二回ほど乗り換えて夫婦で通っていたほどでした。だから、カリスマ美容師になったとはいえ、一番大きな違いは、腕というよりもカットのみで3,000円ほどはアップしたかと思える値段だと思っていました。
夫「だと思う。髪が長くなったのと、シャンプーとリンスをクリニケアに変更したのも関係あると思うけど」
それにしたって、毎日スーパーハードで固めてたのが、ブローのみってすごい!いや、カリスマ美容師って高いお金をとるだけあって、ものすごい価値があるのね、さすが!と考えていて気付きました。
…もしかして、ヘアフォームってそれなりの値段するし、カリスマ美容師のほうが経済的!?
ヘアフォームは一週間で一本空けるか空けないかでした。美容室には二ヶ月に一回くらい行っています。もっと行くべきなのですが、取り急ぎ現状の数値でいきます。
ヘアフォームだと
二ヶ月で6,000円(一本900円。1.2週間で一本)
カリスマ美容師だと
二ヶ月で3,000円(前の美容室との差額。一人分)
これにカリスマ美容師の場合は「健康的な頭皮」や「洗練された髪型」なんかがついてくるんですよね。うーむ。いや、私もなんか今回思い切って少し短くするのをお願いしたら、「そんなにすかずに広がらないようにしますねー」って言われて、適当にうなずいてたら、ものすっごくまとまるようになった気がしますよ。気のせいかもしれませんが。
…圧倒的じゃないか、カリスマ美容師の経済性は。
PowerMac G5を訪れる歳月の無常さ
我が家のMacは5年ほど前のものです。まだCPUがIntel製ではなく、IBM製のPowerPCというヤツだったころのもので、G5という当時華々しく発表された新CPUと新しい筐体に惹かれて購入しました。予算の都合上、最上位のデュアルモデルにはしなかったですが、今でいうMac Proが新CPUで新筐体になった発売されたようなもので、売れ行きもお値段もなかなかだったように思います。
しかし、時代は流れ、IntelMacでないとiPhoneのSDKなど動かないものが増えてきました。PowerPCではSafariやiTunesのアップデートが出るたびに動作が遅くなるのが感じられます。AppleはもうSafariやiTunesさえもIntelMac用にだけ開発してPowerPCはエミュレートしているだけじゃないか、そんな疑いを捨てきれなくなってきました。
Leopardにアップデートなんてした日には、かなりのアプリで漢字変換の速度すら耐えられないほど遅くなりました。昔、拘ったPowerPCであることが、これほどハンデに感じる日が来ようとは思いませんでした。その遅さからは「メモリが欲しいの〜」というPowerPCの叫びが聞こえて来るようです。
…寿命でしょうか。
しかし、ときは未曾有の金融不況と言われる時代です。もう少し、もう少しだけ、頑張って欲しいです。「メモリか、メモリしかないのか。メモリだけ足せばマシになるのか?」と自問自答しながら、日々を過ごしていたところ、Macユーザーの味方、MacPeopleにこんな記事を発見しました。
いやー、さすが、分かってますね。もうドーピングしたくてしたくて溜まらなかったんですよ。6GBにSSD、なるほどね。ここまでやればPowerMacでも動くってわけですよね、きっと。ドーピングとはうまく言ったもんですね。
さっそく記事を読まさせていただきましょうか。
そーなんですよね。まだ新機種ゲットというのは踏み切れなくて。
…え?
…インテルCPUを搭載した旧マシン?
…
あ、ありのまま 今 起こったことを話すぜ!
『最新鋭のPowerMac G5を買ったと思っていたら
いつの間にかオールドマック扱いすらされなくなっていた』
な・・・ 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった・・・
ムーアの法則とかMac OS 9以下の切り捨てとかそんなチャチなモンじゃ断じてねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・
次はたぶんmac miniを買うと思います。ハイ。
その後も大英帝国のツンデレさ加減に痺れ中
「大英帝国クオリティ」の続報です。
国際電話でクレジットカード番号を伝えたものの、まさか、一ヶ月後のエアメールの通知を待つのもイヤです。うーむ、と悩んでいると閃きました。
「そうだ!日本のクレジットカードにはオンラインで請求明細を確認できるというシステムがあったじゃないか。…まあ、世界中そうなのかもしれないけど」
一週間ほどしてクレジットカードの明細をチェックすると、雑誌社からの請求がバッチリ載っていました。
やったーーー!!!GBPって書いてあるよ。ポンドだよ。イギリスの買い物がオンラインで出来たよ。
これだけ苦労すると感慨も一塩です。なんだか以前に申し込んだときより、若干ポンドのレートが高くなっていて悲しくなりましたが、入力ミスをしたのはコチラなんだし、貴重な体験(?)をしたと思えば安いものです。ふふん、ふん。
数日後。
私たちへの請求日が頂点だったように、ポンドは対円で安値をつけました。
オレンジの矢印が請求が来た日、ブルーの矢印が現在進行形です。
…は?
いや、もう、一ヶ月後にエアメールで知らせが到着してびっくりしたなんて言ったのは後先を考えていない発言でした。なかなか知らせが来なかったのは、きっと「もうちょっと待ってたらポンドのレートも安くなるのに」という親切心だったんですね。
確かに、私たちもポンドはツンデレとの噂を耳にしていました。ただ、スコットランド人ではなくイギリス人のドライバーと監督のいるホンダの撤退に、イギリスの雑誌が何て書いているか読みたくて読みたくて、あまりチャートも考えず申し込んでしまったんです。今思えば、購読ついでにバックナンバーを申し込めばいいんだし、少し勇み足だったのかもしれません。
サイトでクレジットカード番号が入力できなかったのも、「もう少し待ったほうがいいんじゃ?」というサインだったのでしょう。すぐに国際電話をするなんていうせっかちな行動にでずに、大英帝国を見習ってもう少し鷹揚に構えていれば、10%程度の節約が出来たんでしょう。
…F1をみて数年、まだまだヨーロッパへの自分の理解の及ばなさを思い知らされました。
大英帝国クオリティ
12月の初めのことです。シンガポールでF1を堪能し、英雑誌のピリっと辛い表現に痺れた私たちはイギリスのF1雑誌”F1 RACING”を通年購読することにしました。
日本の輸入雑誌社で購読すると高いので、イギリスの雑誌社のサイトで、案内されるままに住所、氏名、クレジットカード情報などなどを入力しました。一昔前ならどれほど苦労したことでしょう。いやー、インターネットって素晴らしいですね。
一ヶ月後、なにやら封書が届きました。
何か事務処理が終わったようです。事務処理に一ヶ月というのは考えていたより時間がかかりました。しかも、eメールではなくエアメールが送られて来るというのは回りくどいやり方に思えます。しかし、相手は大英帝国です。きっと、私たちにかの国の貴族のような鷹揚さと礼儀正しさががないから、理解できないだけに違いありません。
さあ、私も英国貴族になったつもりで、その英国からの手紙を読んでみようじゃありませんか。
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(適当翻訳:標記の雑誌への94ポンドの申し込み、ありがとうございます)
いえいえ。どう致しまして。
(適当翻訳:しかし、残念なことに)
え!?何が残念なの?どうしたの!?
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(適当翻訳:あなたのクレジットカードへの請求ができなかったことをお伝えしなくてはいけません)
…え?
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(適当翻訳:これにはいくつかの理由が考えられます。例えば、カードナンバーや有効期限の入力ミスです)
……。
あの、その、私がアホなのかもしれないけど、これって、その、日本やアメリカだと申し込み画面でエラーが出て、即座に反応が返ってくるものじゃないですか?あれ?そうでなくとも一日以内にメールで連絡が来ると思うの。だって、さっさとエラーを顧客に通知すれば、それだけ収入が手に入る時期が早くなるんですよ。
…まさか、一ヶ月後にエアメールでやってくるなんて。
さすが大英帝国!僕たちにできないことを平気でやってのける! そこにしびれるっ、 あこがれるゥ!
私は大英帝国の鷹揚さと礼儀正しさを見誤っていました。「楽天ブックスクオリティ」で楽天ブックスに驚いた自分が早計で近視眼的でありすぎたのではないかと反省させられました。「「日本社会」入門 」コリン・ジョイスでのジョイス氏の日本への驚きの一端がやっと分かった気がします。
そして、私の脳裏を「ウェッジウッド破綻」のニュースとともに、ポンドのチャートが駆け抜けて行きました。

私の大好きなドライバーのいるF1チーム、ウィリアムズ(本拠地:イギリス)の明日はどっちでしょう。レノボもスポンサーを降りたと聞いて気が気ではありません。
なお、エアメールの最後にはこうありました。
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(適当翻訳: 付加価値税徴収番号:No. GB232—- 、付加価値税 0%)
…いや、そりゃ、支払えてないから付加価値税は課されてないでしょう。それなのに、またどうして番号の割り振りを?と心の中で突っ込みをいれました。会計システムも大変そうです。
後日談:
もう一度ネット経由で申し込みしようとしたところ、何度カードナンバーを入力しようとしても送信できないというエラーに遭遇しました。…仕方ないので電話しました。
いや、やっぱりね、人間の声を聞かないとダメですよね。インターネットが素晴らしい時代にもこう大英帝国は人の温もりや雇用の確保というものを大切にする国ですね。ハイ。
え?無事にクレジットカードに請求が出来たのかどうか?それはまたエアメールで連絡が来るんじゃないですかね、一ヶ月後に。
父の食料計画
私の父は忙しそうです。
仕事を辞めてから、実家の田んぼと畑で米と無農薬の野菜を作り始めました。田んぼの隅には柿の木も二本ほど植えています。日々ニートとして、父から収穫したものを送ってもらうだけの生活をしている私には父の生活は想像もできません。
そんな父と電話をしました。
私「柿ありがとう。美味しかった」
父「よかった。あれは(以下柿の説明)。山にもな、スモモと○○と××と△△を植えたんや」
私「え?山にも植えたん?」
父は、もう既に十分忙しそうに思えるのですが、まだ何か始める余地があったとは驚きです。
父「そうや、そのうち販売できるかもしれんな。山といえば、タケノコなんやけど、昨年たくさん穫れたからと思って、今年は本格的に整備したら、土の下にあるのをイノシシに食べられてしもたわ」
…そういえば、父はタケノコも穫っていました。
本格的に整備せずともたくさんとれるなら、毎年そのまま本格的に整備しないままでいいんじゃないか、と思うのは素人浅はかさという奴でしょうか。
私「イノシシ?おらんかったよな?それは、あの、実家が田舎になったってこと?」
父「いや、違うんや。イノシシやシカが出て来るようになったのは温暖化のせいなんや。今までは何年かに一回は厳しい冬があったんや。そうすると餌がなくなるから、そのときに数が調整されてたんや。けどな、温暖化で増える一方になってしまったから、ここらへんまで来るようになったんや。乱開発とかそういうとは違う」
へー。温暖化の影響がそんなところにまで。
私「それは大変やな。狩猟してもらわなアカンなあ」
父「そうなんや」
私はあくまで冗談で言いました。
私「お父さん、狩猟免許でも取ったらえんちゃう?」
父「そうなんや。狩猟免許も取ろうかと思っててな」
え!?
父「狩猟って言っても罠のやつな。調べてみたら、罠をかけて穫るんでも免許がいるらしくってな。免許がとれたら、たんぱく質まで自給できるわ、って思とんや」
……。
水は井戸があって、米は炭水化物で、野菜は食物繊維で、糖分は果物で、うーんうーん。
何一つ自給できず、都市のコンクリートの中でニートとして生活している自分とのあまりの違いに、言葉を失いました。そのうえ、娘の食物育成の腕前は買って二日で、丈夫さでは名高いラベンダーを枯らそうとするほど(「『ガーデニングらしきもの』をやってみることにしました」)です。
私のニュースの注目ポイント
夫と少し経済ニュースのお話をしていました。
夫「ビッグスリーの労働組合のUAWってあるやろ。この間、記者会見してた」
私「うん。見た!えーと、あの、あの、そう!代表がメガネの人だよね」
UAW President Ron Gettelfinger
from UAW says McCain would follow Bush policies by The Associated Press
夫「…メガネかどうかは知らんけど(話を続ける)」
「否決!これは重大ニュース!」と思ってCNNを見ていたわりには「代表がメガネであった」ことくらいしか、コメントできる重要ポイントとして記憶できていない自分が心底悲しくなりました。最近ではポールソン財務長官と共和党副大統領候補のサラ・ペイリンのメガネが記憶に残ってます。
私は経済ニュースでどこを見ているんでしょう。見るのが芸能ニュースでも、テックニュースでも、政治ニュースでも実は何も変わらなかったりして。
やたら高い駐車場というマーケティング戦略
ときどき行く場所にやたら高価な時間貸しの駐車場があります。周辺の1.2倍くらいする価格帯で、不況をものともしない高価格路線です。けれども、場所がいいわけではなく、くねくねと道を入ってやっと見つかるような場所にあります。当然のようにいつも空いてます。
あまりにそれで儲かるのか謎でたまらず、どういうビジネスなんだろう?車社会には私たちの知らない導線があるのだろうか?趣味でやっているのだろうか?しかし、何故に駐車場を?という話をしていると、ふと夫が言い出しました。
「あれは実は高度なマーケティング戦略なんじゃないか?」
高い値段をつけることが高度なマーケティング?なんじゃらほい?と思ったら、その理屈はこうでした。
やたら高い値段にする
↓
「やたら高い値段の駐車場がある」という話題になる
↓
駐車場の存在を場所をみんなに覚えてもらえる
↓
「駐車場がない!」と困ったときに思い出して停めてもらえる率が上がる。探している人間も「あんな辺鄙な場所で、あの値段、どんなときでも空いているに違いない」と思う
↓
もともと値段が高いので、回転率が少々悪くても(゚Д゚)ウマー
駐車場ビジネスは、もともと場所が勝負でそれ以上は差のつけにくいビジネスです。そこのに打って出ることにはしたものの、手元にあるのは立地の悪い土地です。顧客の誘因がしにくいです。そこを頭を使って、価格の引き上げという手法により、バズマーケティングと利益率の上昇による回転率の低さの補完をの一石二鳥を狙ったわけです。
うーん、なるほど。それはうまく考えた手法ですね。でも本当に狙い通りにうまくいくのかな?思ったより回転率が低かったりするのでは、と考えていたら、気になって止まらなくなってきました。自分が金持ちなら実証実験をしてみたいほどです。
…わかった!こういう考えにとらわれた金持ちが趣味でやってるんだ!
(追記)
夫に必要な情報が抜け落ちすぎてと指摘を受けました。
1.2倍→2倍。また夫の仮説は近くの店の「例の法律改正と共に、いっきに値段が倍になった」「しかし、なぜか一定数の駐車はある」という話を元にしている、とのことです。言われてみれば、そんな話を聞いたような。実証実験するまでもなく、結果は出ていたんですね。
…何でこの実に重要そうな情報を私がキレイサッパリ忘れていたのかは謎です。














