「Deep Love」Yoshi

Posted by michy on 3月 22, 2005 in フィクション

前のエントリで「Deep Love」について、ちょこっと触れてみたら、「ぜひ貸します」というかたが現れてくれました。これだからブログはやめられない。ランブルローズも誰か完全コンプ済みデータとともに貸してください。宜しくお願いします。
それはともかく、
「Deep Love」

読んでみてびっくり。
もう1ページ目からツライんですけど…。いや、なんか、Amazonのコメントとか読んでても、キツそうな雰囲気は感じてたんですけど、ここまですごいとは思わなかったです。
携帯向けに書いてるからから(もしくは筆者の筆力がないのか)、やたらと省略してるし、「…」に任せることが多すぎる。しかも、基本的には三人称主人公視点(っていうのかな?三人称で、主人公に寄り添う視点のこと)なんだけど、説明がつかなくなったり都合が悪くなると「筆写視点」がいきなり登場したり、何の予告もなく次の行で、他者視点になってたりする。
主人公になりきったつもりでRPGを進めてたら、いきなり突然現れた女の子の視点になって主人公をみてました、って感じ。すっごい気持ち悪い。
まあ、でも私もこの本のターゲットとなるであろう中高生時代にはコバルト文庫とか講談社ティーンズハートとか、あまり文書が上手とは言えない作家のものも読んでたし、乱読したり多読したりして、そういうのは分かっていくのかなあ、とも思います。
100pくらいまで読んでみて(もういい加減ツライです…)の感想は、このストーリー(あえて本とは言いたくない)が受けている理由は分かるけど、そういうこの世の中ってどうなのよ、です。
出てくるキャラは結構みんなそれなりにたってていて魅力的で、わかりやすい。主人公のアユは、女の子なら憧れそうなクールビューティで、実際にすっごくもてるし頭がいいってことになってるし、慕ってくれる人もいる。だけど、いまいち孤独を感じてて、その孤独感と魅力の距離のとりかたはすごくウケそうな雰囲気。読む気をなくしそうなときに、必ず人の死やキャッチーな性描写等が入ってて、ひっぱり具合も上手。
ちなみに、「リアリティがない」とかそういう批判をAmazonでみたけど、これってもう文法的に少女漫画だから、リアリティとかはどうでもいいと思った。だって、「キャンディキャンディ」や「ガラスの仮面」に誰もリアリティなんて期待してない。キャラとかストーリーとかが魅力的であればいいわけで。
ただ、そういう「孤独感」と、淡々と描かれる「死」とか「性描写」がこの年代に受けてるってなんなんだろう。特に、人の死の描かれ方は、すっごくあっさりしていて、性描写がやたらくどいのとは対照的。
なんか世の中って大変なことになってるのね、日本って大丈夫かしらね、とかなり心配になった。やっぱり、アメリカ化しててそのうち「結婚まで処女っていうのがクール」って時代がやってきて、ヨーロッパみたいに右っぽい考え方が多数を占めるようになるのかしら。

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