契約書をなぜデータ化できないか
Posted by michy on 4月 23, 2005 in 法務っぽい
「何でも自動化」で軽くこんなことを書いてみたら、いろいろ反応を受けた。
しかし、定義したらプログラムできるって、それは美しく無駄の無いオブジェクト指向なプログラムなのかなー。美しくなくても動けばいいなんて、私はそんな考え方は嫌いだーー!!!(だから、プログラマは挫折した…)契約書もプログラムも、意味さえとおればいいんだろうけど、後からのメンテナンス性とかを考えると、絶対にきれいに作っておいたほうがいいの。それにそれが私の美学にかなうの。
業務フローを計算機に理解可能な形式にさせるだけで、こんなに難しいなら、契約書のXML化は遠いなと思った…。
その後、いろいろ考えてみて、何で契約書がデータ化(もちろん、PDFとかWordとかにすることではない)できないか考えてみました。
私が考えるに、契約書っていうのは日本語を思う存分メタ化した言語なんです。
メタ化すべきものだから、数値化することができなくて、だからデータ化できない。
かといって、式で表現すればいいかというと、契約書自体は式で表現しとけばいいかもしれないけど、具体的事象が出たときに、それは数値化しないと式にあてはめられない。でも、具体的事象を数値化するってなに?それは桁と行数が天文学的数字な行列?ってことになるわけです。で、式はそれを判定するものか、と。
で、その具体的な行列なりを会社がビジネス(物を買ったりとか…)を行う毎に入力するのか、と。誰が入力するんだ、と。そもそも、その式なり行列なりの定義を考えるのは誰か?そのどっちもの工数はどこの誰が出すんだ?
だいたい、いちいち定義しても、今も想定外の新しい事象が出てくるたびに、法務を呼んで「この場合は契約書をよく読むとどうなるのか」とか検討させてるじゃないか。データ化したら新しい事象って過去の定義からは数値が出て来ないんじゃないか、とか。そのたびに定義を拡張するのか。その運用は誰がやるんだ。そのたびに、コンサルを雇うのか?そもそも、それが今後の法務の仕事なのか?
それなら、別に今は普通に回ってるんだしいいじゃないか。新しい派遣さんやアルバイトさんや社員やコンサル雇って、お金出てくのいやだし。
だいたい、契約書っていうのはメタ化しているとはいえ日本語で書いてあるんだろう。じゃあさ、みんなそれをみて運用とかは出来るんじゃないか。別にコンピュータに任せないで、人間でやったほうが確実だし、安いんじゃない?分からないときには法務に聞けばいいじゃん!
ということで、今はその一番いい折り合い点であると経営陣が考えるところの、「思う存分メタ化概念を活用した日本語(=法律用語)」で契約書は書かれているわけであった。
そして、内容を理解できるのは法務だけで(実は法務もよく分かってなかったりしたり…)、現場は日本語だからと思って理解してみて、運用してみる。ちょっと無理が出るような気もするんだけど「いやいや、こうも読めるし」と思って運用してみる。
……そして、法務は「そんなの契約書読んだって、絶対にそうは読めないってーーー!!!何でそんな運用してるのーーー!!!」と叫ぶ。











契約書のdoxygenみたいなのあればいいのにね
いいねー。そういうの。doxygenで始めて知ったけど便利なんだね。
そのうち、こういうソフトウェアつくるベンチャーでも立ち上げるか…。