契約書語の理解のために

Posted by michy on 5月 25, 2005 in 法務っぽい

研修に行ってみた。「弁護士/米国公認会計士」って肩書きの人が講義しくれて、ためにならなかったわけじゃないんだけども、八割型が私でもできそうな講義だったので、先輩から教えてもらっていつも使ってるコツを備忘録的アップ。
そのうち時間があったら解説なんかでもしようかなー、と思います。
ルール1
定義していない語句は使わない。
cf.目的が書いていないのに「本目的」、定義がない「本成果」など。
ルール2
一般的用途以外で使用する語句や人によって解釈分かれる可能性がある上に何度も登場する語句は必ず定義する。
cf.「小会社」「製品」などなど。
定義しないときは、必ずその都度明確にする。
cf.「小会社(ここで小会社とは~」
ルール3
主語や述語を明確にする。
誰が何の義務を負って、何の権利があるのかはっきりしないとビジネスにならないので。
ルール4
条件などは「・」等で区切らず「又は」や「及び」、「若しくは」「並びに」を用いて必要条件か十分条件かを明確にする。
ルール5
意味や意図の分からない相手方修正案、相手方ひな形の中の文書は受け入れない。
意味が分かってないとこっちも義務が守りようがないです。意図が不明だとお互いに都合のいいように解釈してもめ事の元です。もめないために契約書作ってるのに本末転倒です。
ちなみに、相手方が「こういうことですので、原文のままで」ということがありますが、「そういう意味ならそう買いてよ」とか、「そういう意味にとれるようにこういう文言を追加してください」と食い下がるのが法務の本筋(?)っぽいです。
メールを残しておくだけでも証拠にはなりますが、モメてるだけのときでも、いざ裁判ってなったときでも、メールだけと契約書に書いてあるのとでは大きな違いです。
相手が「今説明したから大丈夫ですよ」と言ったら、「御社の担当者も弊社の担当者も変更した場合に誤解がないように、という話をしてるんです」と引き下がらずに構えましょう。

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