それって「飛ばし」っていうんじゃ?

Posted by michy on 9月 11, 2005 in 時事

選挙前は「とにかく民営化反対」だったのに、いきなり選挙になったらよく分からない対案を出してきた民主党ですが、どうしてもどうしても気になって仕方がないところがあります。

(6)郵政民営化と「小さな政府」は関係がない
郵政事業は27 万人の公社職員と、11 万人のゆうメイト、2 万人の簡易局員という民間人で運営されている。そして、職員の給与、退職金、年金は全て事業収入で賄われている。郵政民営化は「小さな政府」の実現に資するという政府の主張は、この点を誤認している。つまり、公社を民営化しても歳出削減には寄与しない。「小さな政府」実現のためには上述の出口改革を行うことが必須である。
民主党の「郵政改革に関する考え方」についてより

職員の給与や退職金、年金がすべて事業収入で賄われているから、民営化しても歳出削減には寄与しない?
公社ってさー、国が全部お金出して作ってるわけでしょ。国の100%子会社みたいなものなわけじゃん。でさ、事業税とか消費税とか普通の会社なら払うべきものを全然払ってないわけでしょ?だから、今、なんとか黒字だったりするわけで、そういうの払い出すと赤字になるわけなんでしょ。
つまり、今も実質赤字状態なわけじゃないの?政府の試算によると民営化すると消費税を払うようになるから赤字になるらしいし。(根拠を探したけど、どこにもなかった…。「民営化すると消費税を払うから赤字になる」って記事と「民営化すると払う税金が実際は少なくなるから政府の税収は減る。おまけに赤字になる。民営化しないままだと黒字だし政府の税収は多い」って記事があってよくわからない。まあいいや。私は、結果先にありきのわけのわからない政府の試算なんて信じてないし、「税収」だけが国民の利益とも、現在の民営化が最終形態とも思ってもいないので、そんなのどっちでもいいんですけど)
それについてさー、「小会社は小会社で簡潔してるから親会社には関係ありません。小会社が赤字でも親会社は何にも負担してません」って、それはいわゆる不良債権の飛ばしってやつとなにが違うんだー!!!木を見て森をみずってやつじゃないの。国がお金を出してやることなんだから、国のお金の負担を減らすって議論をするなら、国の視点からみて、お金が儲かる仕組みになってないと意味がないじゃん。そんな赤字を飛ばしてみたってさ…。
「いやいや別に赤字じゃないから黒字だから」って反論が成り立つんだとしたら、そもそも「小さな政府」を目指すんだったら、独立採算ができる事業があるんだったら、それは民間に任せとけー!!!「赤字じゃないから続けます」て、それはまさに「民ができることを官がやってる」ってやつで、政府の肥大化であり、「大きな政府」じゃないの。分からん。
民営化すれば株式も売れるようになって、それで政府の財源も潤うんじゃないのかしら。事実、JRやNTTのときはそうやってきたじゃん。何で「今の形が改革が最終形態」って思ったりするんだろ。今は中間地点ではないわけ?
出口改革も必要であることには異論はありませんが、「出口改革が必要だから入り口改革は必要ない」ってそんな論調はないでしょー。

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6 Comments

  • より:

    「今の形が改革が最終形態」(原文ママ)のソースは?
    公式には
    「公社のままちっちゃくして民営化」
    「民にできない過疎地の郵便だけ公務員でやる」
    のはずですが?
    あ、おれ民主党支持者じゃないよ。

  • より:

    ソースとしてあげるべきものは特になく、かつ、ディベートの戦術だってのは分かってるんだけど、自民党案を「このまま○年後になったら」って反論してるから、そこをとらえて、「今の形が改革が最終形態」ってなんで思うのかなー、と言いたかったつもり。言葉が足りなくてスマン。
    民主党案が先の事を考えてないってわけではないです。

  • より:

    9/9の日経新聞朝刊に自民党が民主党の広告に対する反論載せてて、それが「今の形が改革の最終形態」だと民主党が考えてると、私が考えたソースに近いかなと思ったので、ちと引用しとくね。
    「民主党は、日本経済新聞9月2日付朝刊の広告で、政府・与党の郵政民営化法案について、
    今後10年間100%政府出資の会社であり、新たな国有株式会社を作り出すことになります。」
    と主張しました。しかし、この民主党の主張は明らかに事実に反します。
    郵政民営化によって新たに設立される郵便貯金銀行および郵便保険会社の株式については、
    10年間の移行期間内に段階的に全部処分することが法律案で義務づけられている(郵政民営化法案7条2項および62条1項参照)のです。
    民主党の広告は、法律案に全く反した虚偽の主張です。」

  • とたかさん より:

    選挙が終わったのはいいけどなんか筑紫さんが本や話で権力の危険性についてばかり言っていたからなんか不安になっています。
    けど衆議院の時の修正案でつぶすつもりでやってるんではないって思えたからこれでいいです。けど法律についてはちょっと不安・・・

  • michy より:

    権力の魔力は恐ろしそうですが、国民がそうはならない人を選び、監視続ける(政治を興味を持つ続ける)ことしかできないのではないかと思います。疑っちゃえば「民主と自民がくっついたらどうしよう」なんて疑いも持てちゃいますから。民主の人たちは政権政党たらんと欲してるようだし、小泉さんが総裁でなければあり得ない選択ではない気がします。

  • 2005年を振り返って

    今年も残るところ、あと数日になってきました。2005年は結構たくさんのエントリを書いたので、これを機会に私的ベストエントリや買い物大賞を振り返ってみたいと…

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