「白夜行」東野圭吾

これまた行きつけの美容室の美容師さんにお勧めされた本。気になっているんだけど、同じ作者の「秘密」が私にはダメだったので、「どうですか?」と聞いてみたら、「僕は大好きです。暗い話ですよ」とのことでした。暗い話が読みたい気分だったので、読んでみました。
読後、宮部みゆきの「火車」と、アーサー・ヘイリーの「ストロング・メディスン」を思い出しました。
どちらもも才能に恵まれていて、何かに一生懸命な女性を描いていて、心に残っています。「火車」は追われる女性が、いけないことと知りつつもとても一生懸命に生きようとしていて、思わず「捕まらないで!」と思って心に残りました。「ストロング・メディスン」はアメリカの製薬業界を歩いて成功する女性の話ですが、その努力、才能、計画は読んでて、ぞくぞくしました。昔の話ですが、今でもまったく色あせない傑作です。「百夜行」も同じく、才能に恵まれていて、何かに一生懸命な女性が登場します。
最初は昭和はじめの幼い子供の話が続いて、読むのに苦労しました。殺人事件っぽいのもあるのですが、犯人らしき人も読んでいるとすぐに分かるのです。私が興味を惹かれたのは、5インチフロッピとか、昔はテープにプログラムを入れてたとか、PC88がPC98に入れ替わる瞬間とか、スーパーマリオが流行する瞬間とか、やたらテクノロジーよりなところばかりでした。
最初は新手のエラリー・クイーンの「緋文字」かと思いました。これは最後の謎解きまでは、とてもとても退屈なお話なのですが、謎解きでびっくりするお話です。
100pくらい読んで夫にあらすじを訪ねられて「えっとね、人が死んでね、時間が経って、まだ人が死んだ」と答えました。夫には本当に読んでいるのかと怪しまれました。
しかし、物語が佳境に入って、大学生から社会人くらいになるに従って、この主人公たちはどうやって生きていこうとしているのか、何をなさそうとしているか、これからどうしようとしているのか、ということにとても興味が引かれるようになりました。そして、そのことを描いている本なのだろうなあ、と思いました。
それからは一気に読み進めてしまいました。
本当はこの話は恋愛物語では、まったくないのでしょう。でも、私にはすごく崇高な悲恋の恋愛物語がたくさん展開されているように見えました。かなうことのない淡い恋と、それのために人生を捨てようとしたり、それをあえて見なかったことにして淡々と物事を進める、なんかそんな物語を読んだような気がします。
おもしろかったです。











「煙か土か食い物」といい「クラインの壷」といい、
美容師さんとうちの書棚はやたらかぶっている模様。
「白夜行」は地元大阪の話で、世代的にもほぼ同じなので、
珍しく2~3回読み返したくらい
気に入っている本です。
東野圭吾の最高峰なんじゃないでしょうか。
続編の「幻夜」がなぁ・・・
つまらなくはないけど、期待が大きすぎたんだよなぁ・・・
なんと、続編があるんですか。あまり期待すると、「秘密」のときのようになりそうなので、期待せずに読んでみます。でも、いいラストだけに続編があるのが少し解せないです。(だって、私にとっては悲恋の恋愛ものだったんですもの!)
書棚はクラインと舞城がかぶるって、かなりのかぶりっぷりですよね!
ぜひ美容室をご紹介したいくらいです(笑)
milkyさんにご紹介されて、milkyさんご夫婦(?)と私たち夫婦で行きつけの美容室なんですよ。前の職場からは近かったのですが、今の職場からも家からも遠いのが悩みの種です。でも雰囲気も腕もいい素敵な美容室なのでついつい通っちゃいます。
今度、美容室に行ったときに、美容室の蔵書をデジカメにおさめちゃおうかな(笑)
東野圭吾なら「白夜行」から
非常に多才で一口にミステリーといっても色々な切り口から多くの作品を書いていらっしゃる東野圭吾さんですが、一番の傑作は「白夜行」ではないでしょうか。
東野圭吾さんの作品は、結構読んでいますがこの「白夜行」で一皮むけたのではないでしょうか。ただし、この作品…
白夜行
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