「さむけ」
「さむけ」
これもまたまた「古典ミステリが読みたい」病によってAmazonのお勧めから抽出された本です。題名も怖いが表紙も怖いです。ムンクばりに叫んでる少女の写真が印刷されています。夜中に読むのは憚られました。私が生まれるより前に出版された本です
翻訳ミステリは苦手で、ついつい途中で「で、犯人は誰か教えて!」と最後のページをめくりたくなってしまいます。国内ものだと途中で最後のページをめくることをやらないわけではないですが、頻度はもっと少ないです
そんな飽きっぽい私が最後まで読み通せました。最初から調子よく始まり、会話主体の展開でリズムよく物事が進んで行きます。あまりにリズムよすぎて、主人公の探偵に「なんであんたそんなこと分かったの!?」と突っ込みたくなる瞬間は多々ありましたが、あんまり悩まれるとたぶん私の読書の根気が続かなくなるのでちょうどいい感じです。
伏線も色々はってあって、「あれ?その名前どこかで聞いた~」とページを目繰り返しながら楽しく読み進められました。物語もどんどん展開していくし、謎が解けたと思いきや深まって行くので、なんだか途中で読むのが辞めらなかったです。
最後のオチは見事です。思わずもう一度記憶を反芻し、でも思い出せないので少し読み返してしまったです。そっか、なるほど!うまく書いてるなー、と思いました。
しかし、この本の中では実は表紙が一番怖かったです。
二番目は登場人物の精神科医が語ってた「何で鬱病の患者に電気ショックを与えればよくなるか分かればいいんですけどね」って言葉です。昔の精神病院ってそんなこともやってたんだ。私も今が昔ならどんな扱いを受けたやら。怖い怖い。










