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2006年01月21日

「焦茶色のパステル」岡嶋二人 ブックマークに追加する

「焦茶色のパステル」
岡嶋二人

岡嶋二人の作品を少し読んだとブログに書いてみたら、会社の先輩から「岡嶋二人はいいわよー」と言われたので、先輩がそういうならおもしろいんだろうと思って、Amazonの売り上げランキングを参考に3冊ほどゲットして来てみました。そしたら、その日に振り上げた拳の下ろし場所の「私のオススメサイト紹介週間」で私のサイトの紹介とともに「焦茶色のパステル」がオススメですよ、と書いてくださっているではありませんか。それはまさに私がゲットしてきた中にある本だ!さっそく読んでみることにしました。

私が今まで読んでた岡嶋二人というと「クラインの壷」(in this blog)だとか、「99%の誘拐」(in this blog)だとか、技術系のモチーフのものが多く、理系な私としてはそういったところに惹かれもしたりしていました。なので、これもそういった部類かな、それにしては不思議な題名だなあ、と思っていました。

そしたら、なんと競走馬の話じゃないですか!!しかも血統がらみ。ダービースタリオンの影響で競馬や血統にそこそこ興味がある私にぴったりのミステリじゃないですか。あら、びっくり。ダービースタリオンといえば、弟と一緒に(というか、主に弟が??)一生懸命4×3になるように配合したり、ニックスを試したりしたものでした。大学時代も種付け価格のプライシングなんてグループ研究みたいなものをやったりして、種付け価格は種牡馬の産駒(さんく)が稼ぐと期待される賞金ではなくて、その産駒がどれだけ重賞を勝っているかに比例しているのを発見したりして、「そうか。この世界はロマンなんだね。プライシングじゃないだね」と思ったりしました。いい年の女子大生が「種付けがね」と会話するのは少し照れるものでした。

そんな競走馬ミステリ、私としてはかなりの大当たりでした!!おもしろかったです。もしかしたら競馬に興味がないと読みにくいのかもしれませんが、主人公がまったく競馬に興味がない設定で、きちんと柔らかい説明がはさんであるので、競馬や血統に興味がなくても「へぇーそういう世界なんだ」と思いながら楽しく読めると思います。

男性が女性のコンビの役柄を書いたりすると会話が不自然になったりして、アイタタタということもあるのですが、そういうこともなく、文章も読みやすく謎も二転三転する感じでとてもおもしろかったです。生物でも遺伝子の話は好きだったので、「なんとなく謎は解けた!」なんて思って読み進んでいたんですが、私が考えたの回答は序章だったようで、ラストに入ってからもびっくりの連続で楽しめました。さすが岡嶋二人さんはやりますね。

岡嶋二人さんは、いつも題名の付け方も見事ですね。今回もうーんとうならされました。

私の中で、岡嶋二人さんの著書としては「99%の誘拐」(in this blog)の次くらいにお勧めです。

投稿者 michy : 2006年01月21日 18:39 : 本や雑誌 > 書評(フィクション) |    

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コメント

焦茶色のパステル、気に入っていただけたようでなによりです。
ああやって私がオススメしときながら、「もしmichyさんに『うわっ、つまんねー』って思われたらどうしよう、そのときは腹でも切っておわびしよう」とビクビクしてたのでほんとよかったです(笑。

Posted by: : 2006年01月22日 22:47

本当におもしろかったです。実は「犯人に告ぐ」を中断して読んだんですが、そのかいはありました!
山さんはどこから私の競馬&血統好きを判断したのかと、好みぴったりだったあたりにもびっくりしました。

Posted by: michy : 2006年01月24日 11:59


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