「どんなに上手に隠れても 」岡嶋二人
「どんなに上手に隠れても 」
岡嶋二人
一気にゲットしてきた3冊の岡嶋二人のうちの2冊目に進みました。今度は「どんなに上手に隠れても 」です。これも昔に書かれた作品になるのですが、情景描写など以外には古さを感じさせず、とても読みやすいいいできです。私もう岡嶋二人にハマってしまったかも!
岡嶋二人さんが誘拐ものがお得意だそうで、この本も誘拐ものの一つになります。
「大誘拐」
天藤真
映画化もされた第三十二回日本推理作家協会賞受賞の名作「大誘拐」天藤真以来、私は「華麗な誘拐劇」というのに目がないんですよ。わーい。ちなみに、岡嶋二人の誘拐ものが好きなら、「大誘拐」もおすすめです。読んで損はさせません!逆もまたしかり!「大誘拐」が好きな人なら岡嶋二人をおもしろいと思うはずだと思います。
「どんなに上手に隠れても 」は、タレントが誘拐されたところから始まり、巧妙な誘拐犯、刑事のひらめき、芸能界の虚々実々のかけひきなどが岡嶋二人の軽快なタッチで表現されて、最後に「なるほど」と納得させられるストーリーです。
岡嶋二人作品に出てくる誘拐犯の巧妙さは他の作品でも舌を巻きましたが、この作品でも相変わらず巧妙です。「うまいこと考えたなー」と、どこからこんなアイディアがわいてくるのかびっくりです。そして、周到なトリックだけでは終わらない、張り巡らせれた伏線を息もつかせぬ展開は本当に途中で読むのをやめられません。
「テレビ局を使った劇場型の〜」と書くと、少し劇場型の犯罪を描いた「犯人に告ぐ」雫井脩介に通じるところがあるのですが、作品はまったく正反対の雰囲気をもってます。好きずきだと思うのですが、「犯人に告ぐ」が「劇場型」でありながら重くて暗くて歩みが遅くて緻密なのに対し、「どんなに上手に隠れても」は、巧妙で軽快でテンポのよい、どちらかといえば明るいお話です。
そして、岡嶋二人といえばテクノロジーや競馬など、「な、なんで私が好きなことを知ってたの!?」という、ちょっとマニアックなネタ(?)が自分と被っていて嬉しいのですが今回もありました。株が少しだけ出てきます。
まさに株を始めたいまにふさわしい本だよ!!!
思わず感動してしまいました。かなり安定して読める良作です。











岡嶋二人「どんなに上手に隠れても」
本日ご紹介するミステリーは、岡嶋二人さんの「どんなに上手に隠れても」です。●あらすじ歌手がテレビ局から誘拐された。身代金の要求額は一億円。両親も所属事務所…