新宿の天国と地獄
今日は新宿まで弦楽アンサンブルのコンサートを聞きに行ってきました。場所が新宿から歩いてすぐの初台だったので、新宿から散歩がてら歩いてみました。そしたら、偶然にもスクエアエニックスのShow Caseというものを売りたいのか展示をしたいのか判別できないお店を発見しました。奥のブースには貴金属が並んでいたりして無意味な高級感が漂ってますが、店内には数名のお子様がいる程度です。日曜日に天下のスクエアエニックスのShow Caseがこんなことでいいのでしょうか。店舗の採算性は不安になったものの、スライムグッズがかわいかったので、コンサートに出演する知人へのおみやげはスライムグッズにすることにしました。
どうやら夫情報によると知人は、社員証などを普通の適当なネックストラップにつけているらしいので、かわいいスライムのネックストラップに、触ってプニプニ感がたまらなかったスライムのやわらかマスコットセットが単品で売っていたので、青をお買い上げしておきました。本当は「一撃必殺」な感じでトンベリのぬいぐるみがよかったのですが、結構大きいし、置き場所に困るだろうと思って泣く泣くあきらめました。私も置き場所に困って実家に送ったぬいぐるみが結構あるんです…。置き場所があるなら自分が欲しかった。

教会みたいなホール
肝心のコンサートは、演奏者が大変上手で、きちんと「掛け合い」になっていて、どの曲も満足でした。しかし、やっぱり生で聞くと倍音というか音の迫力が違いますねー。BOSEの安いスピーカーで夫とスピーカー議論しているのがむなしくなります。
私はミーハーに、バッハの教会っぽい音楽が好きなので、なかでも今日聞いたバッハのシャコンヌに惚れました。今日はビオラ四重奏で聴いて、低音が響いてよくって、しかも場所が教会みたいだから天上から誘われているみたいで「天国かしら、ここ」なんて思ったりしました。さっそく帰ってiTunes Music Storeでシャコンヌだけ(私も今知ったんですけど、「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番」の第五楽章が「シャコンヌ」になるのです)買おうとしたら、「この曲は一曲だけじゃ買えないんだ。欲しかったらアルバム買ってね」って言われるモノばっかりでガックリしました。アルバムの値段だせるならCD買うよ!!!世の中、うまくできてますね…。
コンサートの後、新宿で適当にお食事をし、外に出たらいきなり夫が変なおじさんにぶつかられました。ぶつかってきたおじさんは、かなり大げさに転び、しばらく起き上がってきませんでした。私は「何勝手に転んでるのこのおじさん?」と思ったのですが、後で聞いたところ、夫は「そういえば足がひっかかったような気がしないでもない」らしかったようです。
あんまり倒れているので、夫が「大丈夫ですか?」と声をかけたら、おじさんはゆっくりとおきあがりこちらを無言で見てきます。夫がまだ「大丈夫ですか?」と声をかけるのですが、聞こえていないのか口が聞こえないのかと思うほど返答がありません。
このあたりで私の不安は高まってきました。「このおじさん、何かの事情で声が聞こえないんじゃなかったら絶対にヤバイおじさんだよ〜。刺されたらどうしよう。今日はクラッシクを聞きに行くからって、コワモテの夫にいつもしているヤンキーっぽい格好をさせなかったのは失敗した!!!こんな日のために「michyさんの趣味ってヤンキー入ってるよね」って言われながらも夫にヤンキー服を着せてたのに!!!(って、本当はヤンキーっぽい服が好きなだけですが…)「ぼったくり飲み屋」でも、きっと夫の服装が文句をいったのに違いないのに!
おじさんは相変わらず黙ってこっちをみてます。夫は「大丈夫ですか?」とだけおざなりに声をかけます。
っと、おじさんが言いました。
「電話番号教えてよ」
うわー。出たよ。絶対に、新手の当たり屋か何かだよ。名前より何より一番に「電話番号」っていうあたりが私には場慣れている印象を与えます。普通は名前を最初に聞くよ。ちょっと沈黙して、おじさんは続けます。
「名前と電話番号教えてよ」
夫は「何で」と軽く聞きました。すると、おじさんが強い口調で言いました。
「何でって。事故だろ」
横は完全に死角で夫は前方不注意をしていたわけでもないし、ただ歩いている人間が果たすべき注意義務を怠っていたとも思えず夫に過失や故意があるとも思えません。どこに損害賠償の発生する余地があるのか聞いてみたいくらいだし、損害賠償が発生しないなら何で電話番号を聞くのかを聞いてみたいです。(ちなみに、自動車で当たり屋が存在できるのは、自動車の運転が業務上過失傷害罪の業務(ここでは「人が社会生活上の地位に基づき反復継続して行う行為であって、かつ、他人の生命、身体等に危害を加えるおそれのあるもの」の意味)に当たることからも分かるように、運転者はより重度の注意義務および能力を有していると考えられます。その結果として故意や過失の認定の基準が車の運転者にだいぶ不利に働くからではなかったかと思います)
勝手にやってきて勝手に転んで、怪我してそうにもないのに、事故かよ。怖いよー。天国で音楽聞いてたと思ったらイキナリ地獄の一丁目にやって来た雰囲気です。新宿って怖いよー。新宿のおそろしさを身にしみて感じました。
その後、軽く夫が質問して、相手が「急いでたから走ってきた」ことを認めました。いきなり自分の過失を認めるって、イチャモンつけたいならそんなの認めちゃダメだろーと私は思ってしまって「急いでたからって」と軽く笑って言い返そうとしたら、いきなり男性が態度を急変させて「もういいよ」と逃げて行きました。

じゃらじゃら
…あれ?私、軽く笑っただけのつもりだったんだけど、そんなに態度を急変されるなんて。ちょっとびっくりしました。もっと、手を焼かされて、ひどい目にあうと思って一生懸命法律用語を駆使ししたバトルワードを頭の中でシミュレーションしていたのに、その出番もないなんて!
そして、同時にまったくクラッシクのコンサートにふさわしくない自分の格好を見て、「あれ?もしかして?」と思いました。今日は友人の結婚式のためにと「Miss Aliceで結婚式用のゲストドレス一式を入手!」で入手したと書いた、じゃらじゃらした本当はチェーンベルトの七変化なベルトをネックレスにしていってたんです。
ガ、ガラ悪く見えましたか?
怖いおじさんがいなくなったのはいいけど、なんだか複雑な気分の私です。…ヤンキー好みが役に立った、ということにしておきます。













