「電波男」本田透
題名と表紙と前書きで思わず買ってしまった私は間違いなくその道の人です。「おもしろいでしょ」と前書きを朗読したら夫にひかれました。すみません…。しかし、私はなかなか興味深く読みました。
脚注いっぱいで、哲学から漫画からエロゲーまで取り上げながら、「恋愛資本主義」に対抗して「オタクでも二次元でもいいじゃないか!二次元に『萌え』ることよって平和に過ごすことが出来て、生きていけるならそれでいいじゃなないか。俺は現実には愛を感じない。二次元に感じるんだ」というようなことを述べている本です。
自分が女なので、「うーん、すべての女性がそうではないよ」と思う場面も多かったものの(ここらへんわけわからない男性週刊誌の弊害ではないかと…)、宮沢賢治、手塚治虫、ダヴィンチあたりが「実は二次元萌え」っていう論は「確かにねえ」と思うところもあっておもしろかったです。「マトリックス」などの独自解説なんかは「そうそう」と思ってしまいました。ちなみに、私はあの映画のテーマは「愛は地球を救う」だと思っています。
そして、この「二次元だっていいじゃないか」論に、昔中高生の頃に学校で聞いたシスターのお話を思い出しました。
「皆さん、シスターは恋人がいないから、恋愛をしないから寂しいと思ってませんか?そんなことはありません。私たちの恋人、理想の人は、ただ一人、イエス・キリスト様なんです。その証に、私たちシスターは皆、左手の薬指に指輪をしています」
二次元萌え論も結局はこのキリスト教の発想と一緒だよね、と思って、「本人が幸せなら出生率がどうのこうのとか、他人がとやかく言うことじゃないよね」と思いました。ちなみに、うちの学校は女子校でシスターしかいなかったので、神父様にとってのキリストがどういう存在かは知りません^^;;;また、ふと思ったのですが、旧約聖書には「産めよ、増えよ、地に満ちよ」とあるのに、なぜ、カトリックの聖職者は結婚しないし子供も産まないんでしょう。うーん、キリスト教はやっぱり謎だ。












名前からして「ゆんゆん」な人を紹介している本かと思った。この業界どうしてもそういう人多いから…
世俗から離れちゃった人の世界って男オンリーか女オンリーなので、女オンリーの方はあまり話題がでないけれど、男オンリーの方はどうしても男同士に走りがちなんだってさ。アメリカでも神父は同性愛だらけで少年をレイプしたなんてスキャンダルで一時期盛り上がりまくってました。
同性愛スキャンダルは少し昔のヨーロッパあたりのことかと思ってたんだけど、そんなことはなくって、今もアメリカで健在なのですね。
きっと、最初、聖職者を志したころは、多くの人はキリストの思想に惹かれて、ってことだったと思うのに、何で年月が経つとそうなっちゃうのかなー。世間がバカなのがイヤになるのか、上がバカなのがイヤになるのか。
そんな風に考えるとあんまり他人事じゃないな、と思ってしまう。