「カリスマ(上)」新堂冬樹

Posted by michy on 8月 29, 2006 in フィクション

「カリスマ(上)」
新堂冬樹

ノワールというのかマルチ商法を描いた「睡魔」梁石日のような、読んだあと、ひたすら気分が暗くなりそうな社会の闇の部分を描いた小説を読みたくて、本屋を彷徨ってたときに見つけた新興宗教を書いた本。その分厚さとテーマと表2で家田荘子と青木雄二がコメントしているのに惹かれて買いました。
…うーん、新興宗教についてはそれなりに期待通りだったし、洗脳の仕方とかされない方法とかはタメになったし、やたら救いの無いあたりよかったのですが、あの意味の無い性的描写の多さと用語の下品さはどうにかならないのでしょうか。
無意味に性行為の描写があって、しかもくどい、とかだけならそこだけ飛ばせばいいから害は少ないんですが、関係のないシーンや物語上必要なシーンがそればっかりでくどくて、しかも使ってある単語が下品だと、ちょっとさすがに苦痛です。登場人物は女性を性的対象としかみてない感じで、その価値観を読んでるだけでもイライラしてきます。男性の序列をそういうことによってつけたり、物語の展開でもそういうことをキーにしようとするあたり、なんか、もう、涙が…。この本の分厚さもそこからきていたのね、と思うと悲しさがさらに増しました。
題材は好きなので悲しかったです。
と、悲しんでたところ、本屋に行ったらヤミ金を扱った最新の「底なし沼」があって、羽賀研二が帯にコメントを書いてたりして、「うーん、やっぱり取り上げるテーマは好みなんだよなー。今度こそは読めるかも」と立ち読みしてみたら、地の文で「パンティ」と書いてあるのを発見してしまい、「あ、この作者は私には無理」と悟りました。パラ見してたら、「パンティ」って見えて、まさかと思って探してみたら本当にありましたよ。
いったい、いつの時代のエロ小説なのかと…。
参考:たけくまメモ「いつからパンティと言わなくなったのか」のコメント欄。宮崎勤事件で「パンティと書いてあるのを見て犯人は男だと思った」コメントにそうそう、と思いました。
ちょっとした性描写は我慢しますので、「睡魔」みたいな本教えてください。

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4 Comments

  • M13 より:

    通勤途中に車中で聴くラジオで
    「パンティ!パンティ!」と連呼してるCMがありまして。
    「なんだ、アメリカさんだって『パンティ』っていうじゃん!」と
    一人賢くなった気分なワタクシはある日
    「Pantene」というシャンプーのCMだったことに気付いたのでした。。。
    >「睡魔」みたいな本教えてください。
    こういった方面には疎いです。すみません。。。

  • michy より:

    そういえばアメリカでは女性の下着のことなんていうんですか?興味深いです。Panteneは日本だとパンテーンって言ってるやつのことですかね。

  • M13 より:

    >アメリカでは女性の下着のことなんていうんですか?
    一般的にはunderwearでいいと思うのですが、この語は男性用にも使われますしね。。
    ブラジャーはbraでいいと思うのですが。
    体験談的にこういった方面は疎いです。残念です。。。

  • maxa より:

    maxa

    かねこさん2周半お疲れ様でした。

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