« 「男子校・占い」 | メイン | 道具バトン »

2006年09月22日

私にとっての中高一貫女子校の利点 ブックマークに追加する

「ドラゴン桜」で、「中学受験っていうのは結局は『親の受験』ということになってしまう。子供は自分で選んだ道という実感をあまりもたない。『将来のため』と思って中高一貫校に行かせるのはよくない」というような解説があって、「ええーー!!」と思いました。

学生時代の友達にも、「女子校にいると、男性の免疫がつかないのがよくなかった。子供は絶対に女子校にはやらない」と言われて、「そ、そんな楽しかったやん!」と思って私はびっくりしました。

というわけで、私にとっての中高一貫女子校の利点です。今はもう変わってるのかもしれません。

選択肢が多い
『ドラゴン桜』と矛盾しているようですが、実はこっちのほうが真実じゃないかと思います。高校まで学区制だったりするとそもそも選択の自由がほとんどなかったりします。

私は高校受験をしていないので、かなり記憶が曖昧ですが、実家の近くで大学進学を希望していると、実質上、行ける学校は1校だけだったと記憶しています。隣の市町村にも同じようなレベルの高校はあるのですが、そこへ行きたいというと中学の先生がいい顔をしないらしく、内申書を悪く書かれるという噂があり、よほど受験に自信のある生徒が年に1〜2人進学するかしないか、とかだったと思います。内申書が重要だったりするので、「受験時だけ住所を移す」っていう手も使えません。

その点、中高一貫私立はお金と学力と時間さえ許せばどこでも行けるので強いです。校風も「大学受験!」ってところから、「いいお嫁さんを」って感じのところまで色々あっておもしろいです。

それから、私の中高だけかもしれないのですが、コース選択に人数制限がなかったのが嬉しかったです。私立文系、国立文系、理数系とおおまかに別れていて、それぞれに科目別にいろいろ選択あったりするのですが、点数による足切り等は一切なく、好きなコース/科目を選択できました。公立はコースには人数制限枠があって、「点数足らなきゃダメってなんかつらいなあ」と思いました。

自由がある、ところもある
関東は不明ですが、関西は基本的に偏差値が高ければ高いほど自由度が高そうな印象を受けています。参考:私服校の一覧

実家の近所の中学は、強制的に男子は丸坊主、女子は肩にかかる髪は禁止、というかなり厳しい校則でした。当時髪の長かった私は、「どうやら電車で出かけられるところには、長髪が許されて、敷地内に教会のあるロマンチックな学校があるらしい」との噂を聞いて、その学校に憧れるようになりました。「男子が全員丸坊主になったらかっこいい男子がいなくなる!」とかなり勝手なことも思ってました…。(どうでもいいですが、その見解はダウンタウンのまっちゃんが訂正してくれました)

親にねだって塾にいれてもらった後、風の噂で、もっと遠くの難しい学校だと私服通学ができるらしい、と聞いてかなり憧れましたが、憧れで終わりました。「同じ服を3度着ると『お気に入りなのね』と言われる」などと怖い噂は耳にしましたが、それでも私服通学中高一貫女子校は永遠の憧れです。

ある程度教師の質がいい

学費が安かったので給料は安いとよく聞きましたが、ある程度以上のレベルの子供が教えられる、というのと、転勤がないというので、教師の質は比較的良かったと思っています。それほど生徒に手をやかないのと、転勤無しに惹かれる教員は多いんじゃないかなー、と思います。

男性の目を気にしなくていい(教員は一部の女生徒のみにしか男性としてカウントされない)

女子校の教員になりたい男性の夢を砕かないために言っておくと、私の中高に新任で来た男性の先生は卒業生と結婚する人がとても多かったです。もっとも在学時代に二人がどうだったのかは知りません。

で、学外で異性の視線を気にしなきゃいけないのは当然だとしても、集団生活の中で、良好な友人関係を維持するために女子の目を気にしたあげく、男の子の目まで気にして学校生活を送らなきゃいけないなんてしんどすぎる、と今でも思っています。大学はあんまり集団生活という雰囲気もないし、自由だからいいんですが、中高まではやはりツライです。女の子だけだと、ブラのカップの話をしても、便秘の話をしても、生理痛について語っても誰も聞いてる男の子はいないわけで、本当に気楽です。

もっとも、女の子の多さに安心しすぎてると、私のように大学受験で理工系の学部を受けようとして、数字では分かっていたつもりだったものの、その男子生徒の圧倒的な多さと女子トイレの少なさに、「何この、見知らぬ男性ばっかりしかいない場所は…。女の子がこんなに少ないなんて、私、ここには通えない」と思ったりするはめに陥ります。模試は学部別じゃないから、本番になるまで気付かなかったです。

プールの授業がない

リサーチ校数は3校だけなので、偏在的なものかもしれません^^;;たいていが敷地の問題で、特に意味はないと思うのですが、私にとっては大歓迎でした。

水泳は好きですが、プールの授業はとにかく大嫌いでした。夏はアトピーがひどくなるのに、その肌をなぜ、必要以上に人前にさらさないといけないのか。しかも、かなり色素沈着してるんだってば!水には塩素たっぷりでさんさんと紫外線のさす中泳げとかって、肌に最悪としか思えません。しかも、日焼け止め塗るとさらに荒れます。自ら好んで行くならともかく、何で学校に強制されないといけないのか。しかも、指定の水着は、明らかにボディラインがはっきりと分かるデザインだし、もう何の嫌がらせかと。

最近の報道で、中学生や高校生になっても男女同室で着替えさせるところがあった、とか知って、もう信じられないです。着替え方を工夫するとかしないとかじゃなくて、女の子の生理が始まった時点で、それはもう無理だと本能的に思います。ちなみに、女性用の水着は総じてカバー面積が広いうえに肌に密着するので、家から水着を着ていくのはかなり暑いです。

体育が楽!!

運動嫌いなので、本当に女の子向け手抜き体育は有り難かったです。なんか共学の噂を聞いてると、女子でもマラソンで10キロ近く走るなどという怖い話が聞こえてきたのですが、本当でしょうか。ブルブル。私の中高で、一度に走らなくてはいけない最大距離は2キロくらいでした。体育祭での一番の長距離は800mです。

冷暖房完備

いつの時期だったか、私学が一斉に冷房を入れだした時期があって、私も途中からその恩恵にあずかりました。冷房が入ったときは本当に嬉しかったです。夏の暑さには体が参っていつも倒れてそうになっていたし、汗でアトピーがひどくなるので、本当に夏は毎年死ぬかと思っていました。下手に汗を押さえるようなものをスプレーしてもアトピーを増長するだけだし。

個人的には夏休み前より残暑が厳しかったです。9月が秋なんて嘘です。毎年、冷房病にはひどい目にあわされていますが、それでも、私はエアコンを頼ります。

帰りに本屋に寄れる

個人的には一番大きいです!なぜか、実家の近所の中学は通学時の寄り道が禁止だったと思います。理由は今でもよくわかりません。そもそも地元を歩いて通学するだけなので、通学路近辺にマトモな本屋はありませんでしたけども。

対して、私立の中高というのは電車通学がほとんどなので、大きな本屋のある駅への定期券が手に入ります。しかも、私の中高の通学路は本屋の激戦区で、1キロくらいの通学路の間に5件くらいそれなりの大きさの本屋がありました!すっごく嬉しかったです。

かなりどうでもいいオマケ:
修学旅行でホテルを借り切るのですが、入浴を効率よくこなすため、男風呂にも入りました。男性の入浴時間のほうが短い気がするのに、絶対に女風呂より男風呂のほうが景色がよく、設備も多く、広さも広くて、なんだか腹がたったことを覚えています。

(追記)
はてブのコメントみて思い出しました。どこに書こうかと思ってたんですが、忘れてました。

中学〜高校2年生くらいまではたいして勉強しなくて大丈夫

「高校受験」というものがないので、中学はとにかく楽です。中学受験というのは、思春期の中学時代に遊ぶためにするものだと信じて疑わないです。中高一貫にいれて、この時期に「勉強しなさい」っていう親ってどうかと思います。本を読めならともかく。高校は人によると思うのですが、私は高校2年生くらいまでは、あんまり真面目に勉強した記憶がないです…。さすがに英語はしてたのかなー。あんまり覚えてません。まわりもあんまり受験っていう雰囲気だった記憶はありません。男子校だと、高校3年生まで遊んで浪人で勉強する、という話も聞きますが、女子校でそれはさすがになかったです。

投稿者 michy : 2006年09月22日 23:49 : バトンや適当な発見や主張 |    

関連しているかもしれないエントリ:


ダメだと思うものにお金を払ったらダメ
ふとゲームに冷める瞬間
二兎追えないときの決断
お米のマメ知識
アンディ・ウォーホルを尊敬


トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://michys.com/michy-mt/mt-tb.cgi/3298


コメント

小学校・中学校・高校と公立共学、予備校は私立(あたりまえか。。。)でしたが、それが一番良かったと思ってるよん。
なんだか、今の受験戦争(子供の)は、自分の教育経験に「不満があった人」が引き起こしているような気がする。
じぶんだったら、別に一年浪人したら~?どうせ、小中高なんて、人格形成(含最低限の学力)以外に、あんまり意味無いよ、と思ってしまうです。んで、そういう意味の「就学環境」を含めて、世の中の「お受験」が繰り広げられているならば、良いかもしれないのですが。印象、うーん、全体の3分の1ってところかな。あとは、流されて参加とみた。どうだろう?

Posted by: まちゅ : 2006年09月24日 09:07

え!就学環境というか、人格形成というかそこらへんのために中学受験をするんだと信じて疑わなかった私です…。今のブームは違うのかなー。

有名中高一貫校に行った人みんながいい大学に行くわけじゃないし、行ったとしても、そもそも東京大学の留年率(数でもいい)ランキングを考えたりしたら、何かが違うことが分かりそうですが…。

参考:灘高の保護者へ食事会のお誘い(気持ちは分かるが文面が凄い!)&過去20年(?)の東京大学高校別留年者数ランキング
http://blogs.dion.ne.jp/sukidasukidasukida/archives/703756.html


私の中高は、周辺地区で1番の公立高校(私の住んでるところからでは受験不可と見栄を張ってみる)より進学実績が悪いので、「受験のため」っていうことはない気がします。中学では荒れてる公立も多いから避難のためって人も多かったです。公立中学からの避難のために私の中高に中学から入って、大学受験の環境が悪いからと公立を受け直す子も一人いたのですが、正直そこまでする気持ちはわからなかったです。

あと、質の悪い教師って自分の時間を無駄に浪費してる気がするのでカナリ嫌です。そんなに教師に限って内職してたり寝てると怒るし!まして、そのためにその科目を嫌いになるなんて、無駄すぎます。(私は地理的&体力的な問題で予備校には通ってなかったというか通えなかったので特に)

ちなみに、それほど偏差値の高くない女の子に「一年浪人したら」はキツイのではないかと思います。私の中高でも親に浪人禁止と言われてる女の子は多かったです。理由は私もよく分かってないのですが、田舎で女の子だとやはり就職か結婚かなにかに響くらしく。私も浪人禁止だったので、結構大学受験は必死でした。浪人したって聞くとちょっとうらやましかったりします。

なんて書いてきましたが、実は、そもそも、「親が受験をさせる」という感覚が分かってません…。情報提供はいいとして、子供が行きたいというから親がサポートしてあげるんじゃないかと思います。親がどれだけサポートしてあげるか重要、というのはなんとなく分かったりしますが、根底はあくまで子供の意思だと思うんです。

Posted by: michy : 2006年09月24日 11:20

なるほど。そうだすね。結局、自分の親も浪人してたから、自分も…っていうの、大きかったなぁ。
それはさておき、一番強く思うのは、「子供は勉強が仕事じゃなくて、泥んこの中でおたまじゃくしをつかまえるのが仕事」ってことなんです。

Posted by: まちゅ : 2006年09月24日 21:23

>>「子供は勉強が仕事じゃなくて、泥んこの中でおたまじゃくしをつかまえるのが仕事」

うーん、そこが違うんですかねー。

私は「子供の仕事は、勉強でも、おたまじゃくしが捕まえるのでも、子供が好きなことをやれればいいじゃん。何かを強制しないで、自由を与えて」と思います。

ちょうどたんぼがなくなりかけておたまじゃくしも見かけなくなったし(笑)、ざりがにもとりあきたし、近所の山も探検し尽くしたので、短かったけど中学受験の勉強は楽しかったです。本当に有名なところはよく分からないのですが、適当な学校なら6年生から勉強し始めるとかでいいと思うのですが、それは田舎の事情なのでしょうか。

公立は世の中の厳しさを学ぶためにはいいと思うんですが、別にそんなの知りたくもない^^;;;と思ってます。私の地方特有のことかもしれないし、通ってはいないので勝手な印象なんですが、必要以上に内申書を気にしたりとか、無用に平等な価値観による「学生らしさ」を強要されているように感じていました。たとえを逆にしてみると、「おもしろいから勉強がしたい!」と子供が言っているのに、「子供なんだからたんぼでおたまじゃくしをとって遊びなさい」と教師が強制するような印象でしょうか。個性的なものを許さなさそうというか。

Posted by: michy : 2006年09月24日 22:21

私が中学受験をした理由
・暇つぶしにたまたま入った塾が地元に唯一の中高一貫校対策の進学塾だった。
・野菜が大嫌いなので公立中で給食を食いたくなかった(うちは食券制食堂)。
・パンフの鉄道研究会の文字に興味を持った。
・公立中では「中学生日記」と同じダサい世界が繰り広げられていると小学生ながら本気で信じていた。

私立に入って正解だったのは何より自由だったこと。進学校というとガリ勉のイメージがあるけど、私の出身校は身の丈に合った志望をしている限り勉強しろだのなんだのかんだのと言われなかったこと。ある日の教師との面談での会話:
わし「東大行くほど勉強したくないので慶應でいいっす」教師「あっそ」
終了。
あと遅刻無断欠席何でもありだった。気が向かないとわざと遅刻して5限から出席したり、2度寝して起きた時間にいいともやってたらそのまま無断欠席。で家でずっと寝てたwwww

逆に不正解だったのは、田舎のやや隔絶された学校だったので「一般ぴーぷる」との会話ができなくなって大学入ってから一般社会との壁にぶち当たる奴が続出(東大で留年「率」でラサールと争っているのは愛光だそうな)。如何に自分は個性的かというのを体をはって示さないと気が済まない連中ばっか環境だったので。
女関係もとことんないやつか、とことん遊びまくるかのどっちかに別れてた。慶應入ってホストになって、そのまま退学喰らった奴とかいたなー。

Posted by: riot : 2006年09月28日 00:46

>>riotさん
ひまつぶしって!(笑)小学校の勉強は楽しくないので、塾の勉強が楽しかった、という話はときどき聞きますが、暇つぶし説は初めて聞きました。riotさんらしい。

中学、給食だったんですね。それは悪夢ですね。近くの公立はお弁当onlyだったと思います。給食だったら、また私の中高一貫進学動機が増えてました。

無断欠席アリっていうのいいですねー。私の学校も成績がそれなりなら、出席にうるさかった記憶はあんまりなかったので嬉しかったです。特に、高校3年生あたりからは、土日に模試を受けだしたり、勉強のために一日の睡眠が9時間くらいになってしまって体がもたなくなったので、毎週水曜日と試験後の月曜日を定休と決めていた気がします。

>>「如何に自分は個性的かというのを体をはって示さないと気が済まない連中ばっか環境だったので。」

うーん、うーん、うーん。私も「率」1位は愛光だと聞いたことがあるので田舎だからというので、程度は大きいとは思うんですが、話に聞く限り、関西の高偏差値男子校ではよくみられる光景な気がします。関東はどうなんですかねー。

まあ、でも自由に生きてるってことで私はいいと思います。人間って一生懸命あがいたり、もがいたりしてるさまが美しいと思うので、生き方が不器用ってステキだと思います。

Posted by: michy : 2006年09月28日 08:57


コメントする










名前、アドレスを登録しますか?






注目のエントリ

人気のエントリ