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2006年10月16日

アホ夫婦は家電とゲームに関しては本当にアホです ブックマークに追加する

夫婦で友人のマウス探しにつき合って、近所の家電屋に行きました。ついでに「テレビも欲しいかも〜」と友人がいうのでテレビコーナーに移動します。一通り友人の欲しい安い液晶テレビを吟味しました。

と、夫は「プラズマは下品やと思っていたけど、最近のプラズマは絵作りが上品になったな。こうなると液晶の黒の深みのなさが気になるんやな〜」と大型テレビコーナーを勝手にうろつき出して、商品の評価をしだしています。いや、だから、私たちは鈴鹿に行ったからもうお金がないんだよ。まさか、欲しいとか言い出さないよね、と思いながらつき合う妻。「そうや、この間、確か『これならプラズマでもいいかも』って思った感動したプラズマがあったんや。どれやったかなー。これかな、いや違うな」勝手にうろつき出してます。

一方、友人はテレビのうつり自体はどうでもよく、比較のために放映されていたNHKのハイビジョンの番組の内容が気になった様子で「これ、見てていい?」と言っています。じゃ、別行動だな、まあ、同じテレビコーナーだし、と思って、夫の感動したプラズマテレビ探しにつき合うことにしました。

「これかなー。いや、違うな」「あ、これ、なんかキレーだよ」「ああ、そうこれかも。…違う。液晶や」などといってる間に、テレビコーナーの最後に到着。夫がそこで止まってじっと眺めています。「お目当てのテレビが見つかったのね」と妻は適当に他のテレビを見ていると、夫に呼ばれました。

夫「これ、どう思う?ツナギならアリやんなあ」


報道発表 | カタログ

そこにあったのはKDL-L40HVXです。売値は最後の一台現品限りの19万6千5百円。

私「…欲しいね」

KDL-L40HVXは2004年秋にソニーからWEGAブランドの液晶最上位機種として発売され、当時は小売り価格で50万円近くしたものです。定価は73万円。

PlayStation 2に使われているチップのEmotion EngineとGraphic Synthesizerを使って、UIにXMB(クロスメディアバー)を採用し、折りたたみ携帯のようなアヤシイリモコンを採用したテレビです。当時、夫と一緒にめちゃくちゃ憧れました。

夫はその液晶周りのフローティングなデザインにしびれていたらしく、透明のプラスチックの板の中が光るスイッチのまるで浮遊しているような感じがいいんだよなー、といいます。私はもう「WEGA」ブランドというだけでステキです。一番好きなブランドはKIRARA BASSOに間違いなく復刻などをして欲しいのですが、次はやはりWEGAです。BRAVIAまでいっちゃうと、やっぱり普通の人向けというかエッジな感じのマーケティングがなくなったイメージなのですが、WEGAはまだそのコンセプトがあった気がします。(夫はBRAVIAはF1のスポンサードもしているし、絵作り等をみていても私のいう庶民的なマーケティングではないだろう、というのですが、私はなんか、やっぱり「ターゲットにされていない感じ」と感じてしまいます)

が、しかし、私たちは常々主張していました。

「1,920×1,080でないハイビジョンなんて偽物だ」「HDMI入力は複数端子必要だ」「そのHDMI端子も、現状のHDMI1ではなく、PS3の対応している色数の多いHDMI1.3が必要だ」「そもそも、SEDを待つべきだ」「私たちはゲームとテレビという二画面を同時に鑑賞(表示と音声)することが必要なので、そこまでの大きさは必要なく32インチくらいのテレビが必要だ」

大学の先輩に「テレビを買おうと思うんだけど、どう思う?」と相談され、上の最初4つのような理由から「今は待つべきだ」との返答もしました。もっとも、その先輩の場合は、私の上記指摘にもかかわらず、地上派デジタルの見れない独身寮住まいなのに、フルHD(1,920×1,080)ではない37インチの液晶ビエラを購入していました。

KDL-L40HVXはいわゆるワイドXGAで1,366×768しかありません。HDMI端子もHDMI1が1つついているのみです。HDMIはセレクタを使う手もあるんですが、現状ではセレクタが5万円くらいします。古いタイプの液晶なのでライブカラークリエーションはついてません。32インチどころか、40インチです。どこをどう考えても私たちの今までの言動からすると購入するものではありません。しかも鈴鹿に行ったのでお金はありません。

夫「SEDって言ってたけど、そんなこと言ってたらいつまで経っても買えへんやろ。それに、みて、このデザイン!しかも、XMBやろ。しかも、もうすぐPS3出てまうし」

私「そうなんやなー。しかも、そのリモコンもしびれるやろー。WEGAブランドやし。今、WEGA買おうと思っても買えへんからなあ」

一時期は型落ち家電を簡単に買えたし、私たちは狙ってよく買っていたのですが、今は在庫管理が発達したのか人気モデルの型落ちを見かけることはあまりありません。型落ちなのでこの値段なのはある程度、理解できますが、「ここにある」ということが重要なのです。

私「でもな、カネないんやなー」

もう「お金」という単語を使う気力すらない状態なのです。私の傷病手当が切れる期限も近づいて来ています。

私「…今、ボーナス払いしたらいつの支払いになるんやろな。冬か」

禁断のクレジットカードのボーナス払いとは、支払い手数料無料で支払いをボーナス月に出来る制度です。私も夫もボーナス時期にボーナスなんて出ることはなかったんですが、手持ちの現金が無いときに支払いを繰り延べできる機能が便利で、3回以上の分割払いにするより手数料が安いので、本当に困ったときにだけ使っています。ま、今が「本当に困ったとき」なのかどうかは評価の分かれるところだとは思いますが。

夫「あ、僕、ボーナス出るかも」

夫のボーナスはあてにしたことがなかったので、少しびっくりです。まあ、あくまで「可能性がある」ということで、夫がきちんと儲けないとまったく出ないんですが、そういう可能性はあんまり考えないことにしました。

私「マジで!?」

これはきっと神様が私に買え、と言っているのに違いない。買わない理由なんてどこにあるんだろう。(いっぱいある)ここで買わなかったら、私が今まで生きて来た意味ってなんだろう。そもそも、PS3がもうすぐ発売されるのに、ハイビジョンがまったく再生できない20Vの液晶しかない我が家の環境ってなにさ。そんな状況でPS3を購入して本当に幸せなの?

私「いいや。もう、コレ、買おうか」

何がいいのかわかりませんが、私たちが騒いでいると店員さんが近寄って来ました。

店員「これ、在庫整理をしていて倉庫の奥にあったのを先週発見したんですよ。だから型落ちですけど、展示して一週間しか経ってません」

嘘か本当か分かりませんが、たびたびこの店には来ていたものの気付かなかったので、信憑性は少しありそうです。

店員「三世代前だからこの値段ですけど、性能はいいですよ。音もいいです。台にサブウーハーがついているんですが、今回はこの台もおつけしてこのお値段です。しかも、すべてWチューナーで二画面表示ができるので、地上派デジタルと地上派デジタルとか地上派デジタルとBSデジタルを同時に表示できます」

あとで知ったのですが、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル、地上アナログ放送のフルダブルチューナー機能というのはもう現在のソニーの液晶最上位機種にもついていないモノだそうです。まあ、普通の人は必要なさそうです。

テレビとその台だけで5.1chの音が聞けるTruSurround XT DIGITAL 5.1は最上位機種にはありますが、30Wの実用最大出力、そしてオプションのサブウーハーももう存在しないようです。私、最初、2個のスピーカーだけで5.1を出す普通のTruSurround XTだと考えていたのですが、スピーカーは4×10cm 2個(フルレンジ)、2.5cm 1個(ツイーター)×2(L/R)、10cm 2個(ウーファー)と6個きちんとついたものでした。

また、折りたたみリモコンは想像通り高価であったらしく、現在のリモコンは普通の面白みのないデザインです。XMBもなくなりました。(ここらへんのソニーの液晶テレビの変遷については、「BRAVIA X2500の得たものと失ったもの」が詳しいです)

夫「ボーナス払いってできますか?」

店員「できますよ。今だと冬ですかね」

そりゃ、できるよ、と横で突っ込む妻。夫はお金周りに関してイマイチ知識がありません。

夫「買おうっか」

私「うん」

夫「これ、いただきます」

他と値段の見比べも、ネットでの検索も何もせず購入することにしました。店員に案内され、私たちは支払いカウンターにつきました。ふと私は友人を置き去りにしていることに気付いて、友人を捜しに行こうとすると友人が私たちを見つけたらしく近寄ってきました。

私「あのね、あのテレビ買っちゃった」

友人「は!?」

この友人は、前にヘルシオとアイロンを衝動買いした「ヘルシオを買いました」のときに一緒にいた友人です。私たちのアホさ加減にあきれ果てているに違いありません。

配送はいつですか?と店員が聞くので、夫に「いつがいい?」と聞いてみたら、「ASAP」と答えたので、火曜日配達にしました。

帰り道でテレビのサイズを確認してこなかったことを思い出しました。「きっと、インターネットが教えてくれるよ」と型番も覚えていないのに適当なことを言う私です。その後、家に帰って「買っちゃったよ。どうしよう」と少し正気に返りました。現実逃避でゲームをしている夫に代わって型番を調べサイズを調べて、夫とともにどう置こうか考えようとして仰天しました。

wegabefore.jpg
ソファの向こうは壁

絶対に置けへん!!!!!

横60cm、20V液晶でぴったりだった私たちの部屋に横111.4cmは大きすぎました。ちょっと斜めにすれば置けるんじゃ、なんて思ってた私たちの予想を裏切ってます。ちなみに、「何でPS2が二台あるの?」と思った人は「複雑さを増した我が家の配線事情」をご覧ください。こんな配線をしている家は全国で我が家だけな気がします…。

そんなわけで、現在は我が家は資金繰りを考えるまでもなく、突然、大模様替え中です。私は部屋の様子が普段と違うだけで相当なストレスらしく、模様替え中のリビングの壁際が視界に入りそうになるだけで気分が悪くなり、見続けると吐き気と頭痛がしてくるため、日常生活に支障をきたしています…。夫は仕事も忙しいのに、ほぼ一人(私を頭数にカウントするのは、体力を考えても技能を考えても危険!)で模様替えをしなくてはならず、大変そうです。

明日はどっちでしょう。

私の服とかマンションとか、夫のF1とかMacとか車とか、一方のみが相当こだわっている状態のものに関しては、お互いがまだ抑止力になるようですが、家電とゲームは共通の趣味なので本当に無力でした。

どうでもいいですが、結局、夫が「これならプラズマでもいいかも」と感動したプラズマテレビが何かは分かりませんでした。

投稿者 michy : 2006年10月16日 22:00 : 浪費 |    

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