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2007年01月10日

夫は回答してくれると信じたい問題 ブックマークに追加する

次の文書を読んで、後の設問に答えよ。

ある夫婦と一人の男性が車の中で会話をしていました。以下では夫婦のうち女性を妻、男性を夫、夫の友人である男性を友と記します。

夫は、昨年さんざん散在をしたにもかかわらず、友と延々と「欲しい車」について語っていました。夫は携帯電話で中古車を検索し「これ買おうよ!」という行為を何度も繰り返していました。妻は一度半ばキレぎみに夫に詰め寄りました。しかし、話題は途切れません。直近の話題はプジョーの307ccでした。

夫「(友に向かって)そういえば、さっき、プジョーの307を見たんやけど良かったわー」

妻「さっき見たのは407でしょ」(注意:407は307より高価な車)

夫「いや、だから407って言った」

妻「え?407って言った?307って聞こえた」

夫「今は407の話だよ」

友「いや、さっきまで307の話をしていて、いきなり値段の高い407になったからツッコミが入ったんやろ。他のことはともかく、車を買う金を出さんっていうことだけは嫁さんが正しいと思うわ。高い車が欲しいのもええけどなあ。…そういえばキミは生命保険どれくらいかけてるの?」

夫「(妻に向かって)どれくらいかかってるの?」

妻「(ア)ごめん。今はかけてない

友「まずは自分に生命保険かけてから話を進めたらええんちゃうん。そうすればお金に困ったときは嫁さんは嫁さんで、保険金を受け取れるように工夫すればいいわけやん」

妻「その工夫は、私がやったら生命保険の規定上、保険金が受け取れないのでは?」

友「そこはうまくすればええやん」

妻「私にそんな何かがうまくできるわけがないじゃないですか」

友「いや、何事にもやり方が…」

ひどい幅寄せのため、一時会話が中断しました。

妻「(夫に向かって)…じゃあ、とにかく『私にもできる夫の殺し方』っていうのを書いてから生命保険をかけてくれるかな」

沈黙が訪れました。

友「…旦那、殺したいんかいな」

妻「いえ。でも、(イ)受け取れない生命保険に意味はないのでは?

友「…何しゃべってええかわからんようになったわ。(ウ)どこまで本気かわからんわ

夫「なあ。ほんま、タチ悪いよなあ」

設問

(一)「ごめん。今はかけてない」(棒線部ア)とあるが、その昔夫の「僕が死んだらどうする?」という質問に「生命保険かけてあるから大丈夫」と答えた妻が、このような答えしたのは何故か。理由を述べよ。
(参考:「思いやりのつもり」
ヒント:妻の夫への気持ちに対して何か変化があったわけではありませんし、逆もまた真なりです。

(二)「受け取れない生命保険に意味はないのでは?」(棒線部イ)という言葉で妻が伝えたかったことは何か。この言葉の背後にある妻なりの論理に言及して説明せよ。

(三)「どこまで本気かわからんわ」(棒線部ウ)とあるが、後に妻は「あの場には夫の友人もいたし、その夫の友人には『会話はキャッチボールやと思うんやけど、返せるボールと返せないボールがあるんやわ。…頼むわ』という趣旨のことを言われたことがあるので、発言に気を使ったつもりだった」と述懐している。この一連の発言の中で、どこからが「夫の友人に気を使った発言」であったのか、理由とともに説明せよ。

投稿者 michy : 2007年01月10日 03:50 : 日常 > 2007年 |    

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