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2007年07月24日

「やさしくわかる東洋医学」根本 幸夫 ブックマークに追加する

「やさしくわかる東洋医学」
根本 幸夫

長い間の、原因が不明の体調が悪い人生で「結局、医師は当事者じゃないし、私の身体に責任をとれるだけじゃないんだから、医師に任せるだけで自分が勉強しなかったらいい医師もわからないし自分が痛い目にあうだけだ」と思ったのと、生来の知識欲のため、漢方薬を処方してもらうにあたって東洋医学を勉強することにしました。

「そもそもどういう体系になっているのか、どういう分野があるのか、グランドデザインというか基礎すら分からないわ」と思ったので本屋で吟味した結果、その手の入門書として本書を手に取りました。

図を使って分かりやすい文書で種々の東洋医学の分野について書いてあっておもしろかったです。中国で発展したのは「中医学」で、「漢方」は日本で発展したなどなど来歴も普通に書いてあったのには「なるほど」と思いました。

「何ですたれたのかしら?中国や韓国では普通に生き残ってるよね?もしかして?」と思って読んでいたら記述がありました。明治に西欧化によって「科学的鍼灸」とされてしまい、かつ第二次大戦後に占領軍によって「鍼灸は新風特攻隊の思想とつながりがあるものとする」として禁止されようとしていたらしいです。人間異文化には排他的になってしまうものだと思いますが、それにしてもそんなの多いですね…。

本書は気、陰陽、五行、経絡、虚実、三陰三陽、気血水、温病、証、四診、脈診などについても書いてあって、「まあ、いろいろあるのね」とためになります。簡単なツボや薬膳、歴史、生薬なんかについても普通にまとめてあります。

これを読んだからといって、自分で何かできることは少ないと思いますが、巷にあふれる東洋医学情報について基礎知識を貯えるのにはオススメです。

投稿者 michy : 2007年07月24日 10:27 : 本や雑誌 > 書評(ノンフィクション) |    

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