投資と農業
私の父親の、最近の主な趣味というか職業は、投資と農業です。その前はメーカーのエンジニアで、管理職めいたこともやっていたようですが、祖母の介護のためにサラリーマンを辞めました。
その父親が農業(自家用のお米と無農薬野菜)を開始してしばらく。ふと電話で話をしていたときに父親が言いました。
「農業やってみたけどな、アレやな、株と農業は似てるな」
世間では両極端と評されるであろう、第一次産業の端であるところの農業と第三次産業の端であるところの農業が似てると言いますか。
それは何ですか。何でも本質は似るって話ですか、それとも陰陽論でいうところの陰極めれば陽となるみたいに、ものごとの端と端は実は裏表に過ぎない、っていう話でしょうか。
「農業は天気図みて明日やること段取りつけてってせなアカンし、投資もいろんな情報を集めて時期をうかがって毎日コツコツせなアカンから、そこが似ていると思うわ」
いわれてみれば、確かに色々情報収集すればするほど精度は良くなるけど、それでもリスク要因は消せないあたりは似ている気がしないわけではありませんが、ありませんが…。
そして、続けました。
「30年ほど同じ会社でサラリーマンやってきたけどサラリーマンには向いてなかったな。管理職にも向いてなかったな」
確かに、サラリーマンよりは投資と農業のほうが似ていそうですが、それよりも、パパン、30年も経ってからそんな大事なことを言わないでください…。
時代も会社も職種も違うとはいえ、私は数年でギブアップしてしまいましたよ。











成果が出るまで時間がかかるところも似てますよ。
割と手間暇がかかる上、当たったり外れたりが大きい畑作を株の売買とすれば、今では機械化されてやることがない稲作はさしずめインデックス投資といったところでしょうか。1日1回水見(基準価額確認)する以外、これと言ってすることなく待つだけです。
×インデックス投資
○インデックス投信
うーん、やはり似てるんですか…。そして、稲作って本当にすることがないんでしょうか??
確かに、話に聞く限りでは、そもそも水を見るのも一週間に一回ぐらいのかたもいるようで、別にそれはそれで稲は育ってるようです。でも、何故か祖父は毎日欠かさず半日は田んぼで過ごしてたんです。私も小さい頃は一緒に田んぼに行っていた記憶があります。アレは何だったんでしょう。「稲の側で過ごさない限りは稲の気持ちは分からない」という哲学だったのでしょうか。謎です。