iPod touch@鍼灸院
いつもの鍼灸院の玄関を夫婦であがっていると、先生が声をかけてきました。
先生「iPod touch買いました?」
私「はい。まだ予約ですけど、8GBのほうを」
先生「え?本当に買われたんですか?」
…。
……。
冗談ダッタンデスカ。先生モヤットワカッテキタ、ト思ッタワタシガココニイマスヨ。
私「本当です。Jobsが発表した、その日の夜中にはもう予約してました。だから、日本の普通の人が『ああいう商品が出るんだ』と知るより前には予約してたと思います」
先生「は?」
私「いや、その予約するときからして変なんですよ。いきなり夜中の2時くらいに『宣言しておこう。僕は今日発売されるiPodが噂通りのものだったりしたら、購入を我慢できるとは思えない』って言い出すんですよ。せめてもうちょっと前に言ってくれたらファイナンスも考えるのに」
妻はなんとか購入を思いとどまらせようと、「ねえねえ、この高島屋の広告のお洋服かわいくない?私はこれが欲しいなあ」とよくわからない攻撃に出ましたが、「君はそれを買えば。僕はiPod touchを買う」と言われて終わりました。
HDD付きのiPod touchが出ると思っていたので、フラッシュメモリゆえの容量の少なさで諦めてくれるかと思ったりしました。しかし、Wifi付きで、広いディスプレイがあり、OS XベースのOSくんがその広いディスプレイで画像をうにょうにょ動かしていることを考えれば、そこにHDDをつけたら発熱や電源などなどのそこらへんの管理が大変そうな感じが漂います。しかも、それに見合うような電源供給してくれたり貯めてくれたりしそうな大容量高電圧なLiイオン電池はリコール沙汰ばっかりなわけです。私がJobsなら「手を出したくない」と思いそうなので、「待っていたらHDD付きが出る」という確率はあまり高く無さそうです。
夫も同じように思ったのか、はたまた別の理由か、「iPod touchを買う」という前提で、すぐさま自分のライブラリをチェックし始め、すぐに今のiPodも持ち歩かざるを得ないという決断を下していました。「iPod touchを買わない」という選択肢は無かったようです。
私に出来たのは8GBか16GBかという選択肢がある中で、8gbを選んでもらう合理的な理由を探索することだけでした。
夫「Macの噂系サイトでもう既に『ああいうものが出る』っていう情報が流れてるんですよ。映像もリークされているし。で、それまで仕事をしてたんですけど、そろそろJobsの記者会見が始まる時間になったんです。それで、プレスパスか何かで入って、会場にいるファンがリアルタイムで『Jobsがなになにって言った』って実況中継してくれる英語のサイトがいくつかあるんですね。そこを逐一見てですね」
発表の前に噂系サイトを見せられた妻は「これが出たら夫が買わないわけがない。私には止められない。これはAppleの我が家への軽い嫌がらせだ」と思って、「こういう情報がリークするってAppleの情報管理体制ってどうなの?もうちょっとちゃんとしてよ!」と八つ当たりをしていました。そして、当然のように妻は発表の感動に付き合わされました。
先生「え?え?本当の話ですか?」
夫「本当です」
私「その英語のサイトを見てか、日本人も会場にいるのか不明なんですけど、少し遅れて更新される日本語のサイトもありますよ」
先生「…へー」
私「で、Jobsの発表が終わったら、すぐにAppleのOnline Storeってオープンするのが慣例なんです。Jobsが『Taking orders today.』や『Shipping today.』って言うのが発表の醍醐味なんです。夫はそれを分かってるんで、その後、一生懸命、Appleのオンラインストアがオープンするまでリロードしまくってなんとか予約してました。私は『まだ予約なんだし、明日もあるし、寝たほうがいいよ』って言ったんですけど、『初期ロットが無くなるかもしれない』って言われました」
先生(絶句)
私「いや、もう、何でAppleファンが狂信的だの、宗教だの言われるかよく分かるエピソードですよね」
先生「よく分かりました…」
PSもPS2もPSPもPS3も発売日に買った妻が言う事ではない気もしますが…。











