「四季庭」買って考えた、庭のメンテナンスと母性本能

Posted by michy on 7月 18, 2008 in ゲーム

PS3のダウンロードソフト、『四季庭』を買ってしまいました。

つい最近のエントリ、『四季庭』で買わない理由を「買ったら負けかな」と述べたんですが…、即効で負けました。

だって、だって、植物って育たなくて良いところは育つくせに、育てたいところは育たないんです。よく考えたらシンガポールに行くために留守にすることにも気がついたんです。それに、大きな木なんてマンションのベランダで育てられるわけがないんです。意思?なにそれ、美味しいの?

そんなわけで、さっそく、西洋風の庭を選んでプレイしてみました。

…違う!何か、違う!これは私の望んでいたガーデニングじゃない!

ソフトのコンセプトからして「ガーデニングを楽しみましょう」とはなってないわけなので、かなり筋違いな感想である気がしますが、とにかく私が思っていたのとは違うんです。

こう私にとって植物というのは、あの日々のお世話が楽しいんです!「お水がきれてないかな?」と土を触ってから、適宜水やり。「延び過ぎちゃったわね」と剪定。「あら、お日様が足りないのかしら」と日の光の当たる場所に移動。虫との戦いはちょっと知らなかったことにしたいのですが、その成果として、新芽が出て来て大きくなって、花を咲かせてくれたりするのが嬉しいんです。ハーブや料理や役に立ってくれれば、もっと嬉しいです。

しかし、このソフトには手入れという要素がまったくありません。植物は植えるだけ。出来ることは「生長」や「逆生長」に時間を経たせるだけ。日照条件によって生育状況に差は出て来るようですが、新芽という概念はなく背の高さが違うだけでなんだか同じグラフィック見えてしまいます…。

そんなこと買う前に気付けよ、ちゃんとタイトルに「ただ眺めるという贅沢」って書いてあるよ、「メンテナンスフリー」が売りじゃん、世話したうえに実利が欲しいならFF11の栽培でもしたら?という実に適格な突っ込みをモニターの前で叫んでいる人が目に見えるようですが、(∩゚д゚)ァー ァー キコエナイ

いや、私も「たまごっち」なみにメンテナンスしないと枯れるとかそういうのはいやなんです。でも、こう、なんていうのか、じょうろを持って水やりしたいし、植木ばさみを持って剪定をやってみたいし、一年に一回は庭師さんを呼んで樹形を整えてあげたりしたいわけです。

こうグランツーリスモで、カスタムパーツ買うように水やりや肥料やりをし、カーウォッシュをするがごとく庭師さんに頼み、仕上げとして、レースのごとく庭を歩き回りたいわけです。

なーにーもーでーきーなーいー。

寂しく思いながら、「まあ、適当に流しておく景観ソフトとしてはいいかなー。すぐにメモリオーバーになるのか、庭に置けるモノの数に限りがありすぎるのが寂しいけど…」と考えいたら、ふと思い出しました。

そういえば、実家で祖父が気に入っていた庭も、どうやら日々の手入れは母が行っていた気がします。私はあまり気付いてなかったのですが、草取りなどの地味ーな作業をやっていたのは同居していた母だったと思います。剪定は祖父がやっていた気がしますが、アレは「世話がしたい」だったのか、「嫌いな形になるのがイヤ」だったのか。

もしかして、世の男性の多数が庭に望むのは「眺めるだけ」で「メンテナンスフリー」な姿なので、このようなソフトが出ているのでしょうか。むしろ「お世話したい。お世話が楽しい」というのは、母性本能ちっくな女性的ものなので、そういうユーザーはPS3には少なそうだから、そのような要素がないのでしょうか。

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5 Comments

  • はせがわ より:

    むー、それは男女差の問題なんでしょうかねぇ。
    マメにメンテナンスをする事を好む男性も
    いれば、世話するのは嫌で、単に結果を
    眺めていたい、という女性もいるはずです。
    植物を世話するだけのゲームが出ないのは
    そこにゲーム性を付加しづらく、また純粋に
    需要があるように見えないからでしょう。
    (将来的には老人向けゲームとしてあり得る
     かもしれませんが) むしろ「四季庭」のような
    実験作が世に出るだけでも大したものでは。
    厳密に言うと違うのかもしれませんが、
    「お世話したい。お世話が楽しい」というのは
    「育成」というゲーム性となって、それこそ
    ダビスタからプリンセスメーカー、今流行りの
    アイドルマスターのような形となって
    商品化されていますが、それはみっちーさんの
    考える「お世話が楽しい」とは違いますか?
    (まぁこれらのゲームは世話の対価として
     良い成績を残すなり可愛い姿が見られる、
     あるいはアイドルに告白される、などの
     「ご褒美」が用意されていて、それは単に
     綺麗に花が咲く、というほどストイックな
     ものではありませんが) 
    また、シミュレーションゲームでは、それが
    人間だったりエルフだったり近代兵器だったり
    ロボットだったり色々ありますが、ユニットを
    思い入れたっぷりにちくちくと育てていく
    (一体でもやられたらリセットするとか)
    プレイヤーがいる一方で、単にそれらをコマと
    割り切ってドライに使うプレイヤーもいます。
    これらのゲームを遊ぶ人たち、そしてその
    プレイスタイルには男女差は無いと思いますが
    どうでしょうか。

  • y-Aki より:

    アストロノーカ とか

  • michy より:

    >>はせがわさん
    「四季庭」が出るだけ素晴らしい、というのは私もそう思います。
    最初、「四季庭」に水やり機能が欲しい!というエントリを買こうと思ったのですが、「そういう発想自体がこのソフトとは相容れないのでは?そういう考えのるユーザーはターゲットにされていないのでは?」と考えて、このようなエントリにしてみました。
    しかし、そう言われると男女差ではない気がしてきました。そもそも、自分で例にあげたグランツーリスモ自体が男性向けのゲームでした。
    それでもめげずに考えてみると、私の勝手な感覚だと、女性の好きなお世話は毎日のこまごまとした雑事で、男性の好きなお世話は方針決め、ではないかと思うんです。
    だから、女性向けガーデニングゲームを考えた場合には、水やりも「毎日一回水やり」って設定するのではなく、あくまで毎回「水やり」を選択して、「俺と料理」のごとくスティク操作で水やりをするのが大事なんです、たぶん。
    プリメもダビスタも,お世話というよりは「方針決め」で男性っぽいかな、と。服を選んだりも出来るんですけど、「毎日のお世話」っていうほどの数があるわけではなく、「方針決め」としての服装というイメージです。アイマスは内容が分からなくて判断できず申し訳ないです。
    ただ、シミュレーションで手間をかけてユニットをちくちく育成するのは女性っぽい気がします。この手のプレイをする人口に男女差があるかは…ゲーマーの知り合いが少なさ過ぎて私的統計がとれませんでした。
    なんとなくありそうに思うんですけど、どうなんでしょう。

  • michy より:

    >>y-Akiさん
    アストロノーカ、懐かしいですねー。
    当時、栽培ものにはまったく興味のなかった私は素通りした覚えがあるんですが、プレイ動画を見ていたら欲しくなってきました。
    PSPでダウンロード購入、してしまいそうです。

  • こんにちは より:

    初めまして。エントリ読ませていただきました。
    メンテナンス=母性本能=女性特有……には疑問を持ちました。
    私は、男女差よりも個人差なのではないかと思っています。
    例えば、毎日車の掃除をする男性も、「お世話好き」なのでは?
    この場合、動機は何でもいいんです。「綺麗にしたい」でも「汚れるのがイヤ」でも。
    これを「お世話」でないといったら、草むしりも「お世話」ではなくなります。
    ちまちま世話をするのはシミュレーションゲームですね。
    例えば「牧場物語」などは、お世話ゲーム要素を持っていると思いますよ。
    種を植えたり、野菜に水をやったり、収穫したり、飼っている動物にエサをやったり、と毎日いろんなお世話をするゲームです。もちろん、キャラクターを自分で動かして世話をします。
    この牧場物語シリーズは、男女問わず人気のあるゲームです。
    男性だって、世話をするゲームを好む方がたくさんいますよ ^_^
    何はともあれ、michyさんの四季庭のレビューは、参考になりました。
    水やりもできる庭ゲーが早く欲しいですね。
    あったら、私もやりたいです(笑)

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