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2008年10月22日

内戦やってるほど豊かだったかしら ブックマークに追加する

やっと、ずっと前から我が家にあって、「いつか読む」と言い張っていた「皇国の守護者」(全5巻)を読み終わりました。読む前からきれーなお姉さん目当てだったのですが、読んでも私には「きれーなお姉さんは好きですか?」という内容で満足でした。いや、きれーなお姉さんのために戦うのはステキですね。夢ですね。ロマンですね。

もちろん、きれーなハードウェアでも何の問題ありません!

そして、読み終わってしみじみ「つまり、現代の戦争は金融とマスメディアなわけね」と思いました。だとすれば、私には現在の日本の金融なりマスメディアなりのやってることは内部を攻撃する内戦が主であるように見えるのですが、気のせいでしょうか。

私には、日本の現状がそんなことを許すほど楽観的なものには思えないので、なかなかに気がかかりです。とはいえ、私も他人のことなど言えないほど内戦に加担しているのかもしれません。

投稿者 michy : 20:37 | コメント (2) | トラックバック |    



2008年06月20日

ショパンコンクールの日本版を妄想してみる - ちばてつやコンクール - ブックマークに追加する

最近の講談社の「限定版」商法にいいように弄ばれ、「もしやもん」も「少女ファイト」も限定版を買い、あまつさえ、「表紙が違うから通常版も欲しい」と言い出している夫が「ピアノの森」も限定版を買ってきました。

「ピアノの森」は少年カイが成長してピアニストになっていく漫画です。「アッパーズ」にて連載、休載、雑誌廃刊を経て、なんと花形(?)のモーニングにて不定期連載され、アニメ化もされるまでになりました。「アッパーズ」連載から見守っていた我が家としては、主人公の成長とともに掲載媒体も成長していくような、漫画の出世物語を見ているようで感慨深いです。

そんな講談社の花形雑誌(?)「モーニング」で連載されることになった「ピアノの森」は、日本でも名高いショパンコンクールまで話が進んでいました。「アッパーズ」連載時は森の中で弾いていたことを考えると、「やはり『モーニング』連載にはショパンコンクールくらいの格が必要なのか」と意味不明な妄想してしまいます。

今回の限定版は、主人公がショパンコンクールで弾いた演奏を、ショパンの演奏で名高いアシュケナージの演奏を収録したCD付きで、漫画を読みながらCDを聞くと、「おお〜」と思えるファン心を押さえた作りです。

さすがショパンという音符が毛深く、黒鍵使いまくりそうなCDを聞いてると、夫が呟きました。

夫「ショパン・コンクールって大変やな」

私「なにが?」

夫「いや、だって、こんなに難しい曲で表現をしなくてはいけなくて、そのうえみんなが弾くような定番の曲があったりして、しかも審査員はポーランド人が多くて、いい弾き方だけどポーランドっぽくないなんて理由で審査が左右されたりするわけでしょ」

「うーん。確かに。でも、それをいうなら、ショパンしばりっていう時点でビバ!ポーランドって感じの不思議なコンクールだよね」

夫「ショパンしばり!その言い方はひどいな」

私「いや、私が聞いた限りだと、コンクールや賞って題名に有名な人の名前をつけても、その人の作品だけでしか判断しないものってほとんどない気がするんだよね。でも、ショパンコンクールってショパンしか弾いちゃいけないんでしょ」

夫「言われてみればそうやな。日本で同じようなものを考えだすと、アレか、『あしたのジョー』しか応募できない『ちばてつや賞』みたいなものか」

参考までに、ちばてつや賞の応募要項は、「作品内容:未発表(同人誌掲載は可)の作品に限る ページ数:無制限」のみです。

私「そうそう。そんな感じ。百歩譲って、ボクシング漫画しばりかなー」

夫「それイヤやなー。それで、審査員に『非常によく出来た作品だが、ボクシング漫画だからといって、最初からボクシングのシーンを描くとはいかがなものか。ちばてつや先生は、粘り強い日本人らしく、ボクシングをするまでにあれほどの過程を描いたがゆえにあの作品は傑作なのだ。この作品は、日本人としてのちばてつや先生の精神をから離れているので〜』とかってコメントされるんやろ」

そーれーはーいーやーだー。

二人して妄想をたくましくしてしまいましたが、よく考えると、クラッシックは再現芸術なので、「いかにショパンの心意気を再現するか」ということで、ショパンコンクールはショパンコンクールのままでいい気がしてきました。

投稿者 michy : 06:12 | コメント (2) | トラックバック |    

2008年03月01日

「ヴィンランド・サガ」にまつわる話 ブックマークに追加する

ある深夜、夫は仕事をしていました。妻から携帯にメールが届いています。

「しんどいよー」

あまりのしどさに耐えかねたときに妻がよこすメールのようです。そうは言っても目の前には仕事があり、それは妻も分かっています。夫は、「時間が出来たら励ましのメールか電話でもしよう」と考えながら、もくもくと仕事に取り組みました。

もくもくと仕事をしていると、妻からさらにメールが届きました。

「しんどいので、「ヴィンランド・サガ」に手を出してみる」

…。

脈絡がまったく分かりません。「ヴィンランド・サガ」は夫が常々妻に勧めている漫画です。「プラネテス」の幸村誠の最新作でアフタヌーン連載中です。夫が1巻発売時から買い始めて、もう5巻にもなります。妻は、妻にありがちなことで、今の今まで「絵が気に入らない」だの「戦闘は好みじゃない」だのと言って、まったく手をつけていませんでした。

何故、今!?

いつもながら妻の行動はわけがわかりません。頭が???になりながら、「イカン!こんな妻のいつものバッファ・オーバーフロー攻撃に参っていては仕事が進まない」と仕事に集中していら、妻からまたメールが届きました。

「2巻目を読み終わった これはいい話ですね ぐふ」

夫は、「だから、読めと何度も言ってたのに」と思いながら、「だろ?」というメールを送りました。

「ぐふ」が何かを考えだすと、またもや妻の陰謀に負けそうな気がするので、無視しました。なかなか伝わらないけれども、これも夫なりの妻に対しての優しさなのです。

かなり読み進んだと思われたタイミングで、妻からまたメールが来ました。

「アフタヌーンの片隅でこんな物語が繰り広げられていたとは!」

「…片隅じゃなくて、雑誌でもいい位置にさせてもらってるちゅうねん、片隅は君の脳内だけや」と思いましたが、仕事で忙しいので、返信をするのは辞めておきました。

ふー。今日も忙しい仕事が片付きました。

妻がしんどいと言っていたので、一刻も早く帰ってあげようと夫はさっそく帰途につきました。もうだいぶ遅いし、眠っているかもしれないので、妻に帰るコールをするのは辞めておきました。

ガチャ。家の玄関を開けます。いつもは妻が出迎えてくれるはずですが、出迎えがありません。

あれ?もう眠っているのかな

夫は寝室のドアを開けました。すると、そこにはアフタヌーンを夢中で読んでいる妻がいました。妻はお帰りの言葉もなく、必死な様子で、三言だけ紡ぎました。

妻「ま、待って。あと、少し」

妻は「ヴィンランド・サガ」のコミックスを読み終わってそれだけでは飽き足らずに、家にある「アフタヌーン」をあさって続きを読んでいたようです。

「妻がアホなのには慣れたつもりだったけど、今日は認識を新たにするほどのひどいアホだ。もうアホなのは分かってるから認識は新たにしてくれなくてもいいと何度も伝えてるのにどうしたことだろう。しかし、妻が「ヴィンランド・サガ」の魅力を知ったのはいいことだ。意地をはらずに、さっさと「石の花」も読めばいいのに」と思った夫でした。

投稿者 michy : 01:42 | コメント (2) |    

2008年02月19日

最近大人買いした漫画たち - 寄生獣、ヒストリエ、プラネテス ブックマークに追加する

otonakai

買ったのは夫だったり私だったりします。夫の担当のほうが多いですが。どうも我が家では講談社漫画、その中でも『アフタヌーン』がブームみたいです。

そして、どれも最高です!

全部、きちんとした感想を書きたいのですが、心や身体やなんやかんやの余裕がなく、書けないまま日々が過ぎてゆきます。悲しいです。大切な印象を忘れそうなので適当な感想を法務だけど理系女子の好むモノ「寄生獣」「ヒストリエ」「プラネテス」に書いてみたりしています。

一番上の「聖☆お兄さん」中村光(in this blog)は大人買いでも『アフタヌーン』でもなく、でもこれも絶賛オススメ中なので、なんとなくオマケで写してみました。

これがあるならあるだろうって感じの「ヴィンランド・サーガ」幸村誠がないのは、大人買いでなく夫がコツコツと1巻毎に買っていたからです。これもオススメです。現在私の前で「『プラネテス』が素晴らしい」という旨の発言をした人には、もれなく強制的に「ヴィンランド・サーガ」もお勧めする迷惑なキャンペーンを展開しています。アニメ化されると知っている人が増えるのか、それなりに知名度があってびっくりです。

ちなみに、プラネテスのアニメを見たことがなければ「プラネテス 」のDVDを買ってアニメも見ようという、こちらも迷惑なキャンペーンも少し展開しています。漫画と同じテーマなのですが、アニメとしてきちんと違う角度から描いていて、すごくよく出来ています。お話の順番も違いますが、アニメなりのエピソードもあるし、まとめ方もアニメ風で「漫画が好きならぜひアニメも!」と勧められる今時珍しい(?)アニメです。こんなステキなアニメを作ってくれるなら、NHKに受信料を払っているかいがある、というものです。来月からも頑張ってアニメのために献金しようという気にさせられます。

DVDをハイビジョンなテレビで見ようする人には、PS3できちんとアップスキャンをかけて見るのをオススメするキャンペーンも展開中です。あのギザギザがここまでなめらかに!ハイビジョン放送を生で見てるかと思ったよ!というくらい変身します。メニュー画面の静止画でも一目瞭然なくらいです。

大人になって良かったのは大人買いができること。いや、本当にそう思います。…問題は漫画は買えても収納場所を買うお金がないことです。どうしよう。

投稿者 michy : 13:42 | コメント (2) | トラックバック |    

2008年02月11日

自分の漫画に対する説明能力のなさに絶望した ブックマークに追加する

夫と友人とともに古本屋で漫画探索をしていました。

夫は惣領冬実(『チェーザレ』の作者)をモーニング連載のESで知ったらしく、漫画文庫コーナーで見つけた3 -THREE を物珍しそうに見ていました。

私「『3-THREE』っておもしろいって評判だったよねー」

夫「そうなの?惣領冬実だし、こんなのあるんだ、って思いながら見てたんだよねー。どんな話?」

私「えーとね、確か人が三人出て来る、音楽の話」(←正しくは二人でした…)

夫「…。それだけ?」

友「そんな漫画山ほどありそうだね」

私「うーんうーん。なんかバンドとかするんじゃんなかったかな」

友「そんな漫画も山ほどありそうだ」

夫「もういい、君に期待した僕がバカだった」

また、話をしながら歩いていると、『テニスの王子様』が見つかりました。アホな私はアホアホに2ch】日刊スレッドガイド:久々にテニスの王子様を読んだらハンター×ハンターになっていたの話題を振りました。その話の途中で友人が、私が冨樫義博最高傑作だと考えている「レベルEの存在を知らなかったことが判明しました。

そんな!「レベルE」を読んでいないなんて人として間違ってる!と、勝手なことを思った私は友人に「レベルE」の素晴らしさを宣伝するしようとしました。

私「冨樫義博なのに3巻で完結する、すごくおもしろい漫画なんだよ。粗筋はね…、えーと、えーと、…読んでとしかいいようがないな。うーん、宇宙人の王子様が出て来る話かな」←我ながらこれでどういう話か理解できるほうが凄い

友「…さっきの漫画と同じレベルの説明だね」

確かにそうです。私は必死に頭をひねりました。

私「ギャグ漫画かな。いやでも、ちょっとシリアスなのがおもしろいところもある」

夫はたまりかねていいました。

夫「こういう面白みがあるって言えばいいんじゃないかな?」

私「え?うーんうーん、それは読んでくれ、としか」

夫「これはひどい」

悲しかったので10分ほど無言で考え続けました。この際、どういう話かどうかはどうでもいい気がします。とにかく友人に読む気になってもらえばいいんです!

私「あのね、2ch】日刊スレッドガイド:5巻くらいで完結する、面白い漫画ない?で出て来たよ!」

夫「…。今の時間、ずっと考えてその結果やったんやったら悪いことは言わないからwikipediaで『レベルE』をひけ!」

ガーン!

そういえば、私の書評も「私が読んで感じた私の気持ちや考えたこと」を書いてるだけのことが多くて、私のエントリを読んでる人がその漫画を読む気になる、って感じではあんまりないよなー、と思いました。…そういうの書くの苦手みたいです。はたしてそんなものが「書評」という題を関して冠してていいのか、それはただの感想ではないのか、なんだかそんな気がしてきました。

なお、どうでもいいですが、5巻くらい〜のスレであがっている「プラネテス」G戦場のヘヴンズドア」「風の谷のナウシカ」はそれぞれ文句なくオススメです。読む順番としては ナウシカ → プラネテス → ヘヴンズドア がいいかなーと思います。それぞれ悩みというかテーマがこの順番だとうまい具合に繋がる気がします、なんとなく。ちなみに、それぞれ近未来で宇宙開発に燃える青年が出て来る話、少年二人の漫画描きにまつわる話、色々と悩む辺境の村の王女ナウシカが出てくる話になっております。

投稿者 michy : 08:19 | コメント (4) |    

2007年11月09日

「聖☆おにいさん」中村光 ブックマークに追加する

最初からモーニング2だったのか不明なのですが、この雑誌で連載中の「聖☆おにいさん」に私たち夫婦は夢中ですを夫から協力にプッシュされて以来、ハマってます。私は題名から「ラブやん」田丸浩史のようなテイストの漫画を想像していたのですが、まったく違いました。

世紀末を無事に超えたブッダとイエスが立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを送る生活を描いた漫画です。ご存知のあのブッダと、ご存知のあのイエスです。二人が下界でのこまごまとした生活を送る様子を、無駄に二人の知識たっぷりに描いてくれています。どれぐらい無駄知識たっぷりかというと、私が何も気付かなかった、二人の着てるただの衣装であるところのTシャツについて、夫が「Tシャツがまた最高なんだよ」と言うのでみてみたら、こんな感じでした。

東方三博士@イエスTシャツ
はいはい。出産祝いに来てくれました。

バラモン@ブッダTシャツ
な、なんでしたっけ。思わず調べちゃいましたよ。そういえば必死に「バラモン・クシャトリア・バイシャ・スードラ」と覚えました。

×2 パン×@イエスTシャツ
ああ、なんか増えに増えまくって、みんな食べれるっていうやつあったあった。信仰心のない私は授業で教えられた当時も今も「で、タネ証しは?」と思ってしまいます。

ダンマパダ@ブッダTシャツ
今日ほどGoogle先生の「もしかして?」機能に感謝した日はありません。

本編はもう少し分かりやすいノリで責めてくれます。

期待を裏切られたイエスのシーン
イエス「ユダ級 このがっかり感 本当ユダぶりだよ……」
ブッダ「げ 元気を出して! あの時だって復活できたじゃない!」

「ユダの福音書を追え」などの「ユダは本当に裏切りものだったのか」論争はさておき、そーなんですよね。磔で亡くなったかと思いきや、すぐに復活してるんですよね。立ち直り早いですよね。

Nintendo DSとバーチャルペットゲームが欲しいブッダのシーン
イエス「うちペット禁止だし バーチャルペットじゃないと 飼えないものね!」
ブッダ「いや そうじゃないよ バーチャルペットだからいいの……(コマ替え)一度でいいから動物に冷たくされたいんだよ!
イエス「あ、……ああ 何か 歪んでるなァ それ……」

このシーンを見て、「ザ・ニューリッチ」にあった、普段はプライベーットジェットばかりなので、誕生日プレゼントとして民間の航空機に乗りたいとねだったエピソードを思い出しました。何でも持てる人には、持たざる人間には感覚の共有ができない持てる人なりの苦労というのがあるものですね。

この号には二話収録されているのですが、地味に二話目に出て来るヤクザのお兄さんが「何か色を落とすもの」と言われて「カラーボールの色落とすアレ持ってこい」「おっと…… 銀行帰りですかい?」というのもナカナカいいです。

来年1月に単行本発売予定らしいです。チェックしとかないと!

投稿者 michy : 01:25 | コメント (0) | トラックバック |    

2007年09月16日

「鼻兎」小林 賢太郎 ブックマークに追加する

「鼻兎」1
小林 賢太郎

ラーメンズのなんともいえないシュールな演技をするサワヤカお兄さんのほうが描いたらしい本です。

いつもの鍼灸院に置いてあったのに夫が気付いて、熱心に読みふけっていました。そして、鍼灸師さんと「いや、アレはいいですよねー」と盛り上がっていました。「私は興味ないけど」と静観を決め込んでいたら、ある日、家に全巻届きました。

それでも静観を決め込んでいたら、夫から熱心に勧められました。「そこまで言うなら読んでみるか」と読んでみました。

…な、なにがおもしろいのか分からない

きっと、何かシュールなおもしろさがあるんだろう、と思うのですが、どこがシュールなのか、どこがおもしろいのか、検討がつかないのです。

「ゴメン。私にはダメだわ」と告げたものの、夫は諦めずに「この話はどうよ」と勧めてきます。勧められた話を読んでるうちに、何で私にこの話のおもしろさが分からないのか分かってきました。

「あのさ、このハナウサギさん、どうも行動が私と似てるの。だから、何がオモシロイのか検討がつかない」

夫は少し考えた後、「確かに君を生意気にしたらこういう風になるかもしれんな…」と呟きました。そして、その観点から私にオススメの話を選んでくれました。

2巻「寝る」

私「いやー、ハナウサギは分かってるなあ。そうだよねー。そうなるよねー。」

2巻「デンキ屋」

私「そうだよね。そうだよね〜。ハナウサギくんは実によく分かっている。弟子入り認めよう」

夫「…そういう読み方をする本じゃないんやけどな〜」

そんなわけで、傾向が似ているようなのでこのブログをおもしろいと思う人にはオススメの漫画なのかもしれません。そして、私は自分が孤独でないことを確認したいので、誰か私と同じ理由で鼻兎のおもしろさが分からない人を募集しています。

投稿者 michy : 10:35 | コメント (0) | トラックバック |    

2007年09月05日

少女ファイトとメガネ ブックマークに追加する

「少女ファイト」2
日本橋ヨヲコ

現在、私たち夫婦が夢中で、イブニングで一ヶ月に一回の連載中の少女ファイト(in this blog)という漫画があります。表紙の絵もキレイですが、帯の言葉も素晴らしく1巻は「生き方が雑だな。そのままでは、いつか自分に殺されるぞ」、2巻は「私は……自分の個性をなくしたいです」です。いや、自分で自分を消したくなることありますよね〜。個性や覚悟ってそれを乗り越えた先にあるものだと思いますです。

そんなちょっと良さげな話はともかく、私は、この話で気になって気になって仕方のないことがありました。

それは名場面で発せられたこの台詞です。

「コンタクト作ってこい」 @2巻p55

メガネをかけていて、当初マネージャー希望だった女の子が「選手でどうよ?」と誘われ、少し揉めた末、選手での入部を決めた後に監督が発する台詞です。しかし、どうでもいいオタクっぽいことに目ざとい私は気付いていたのです。同じ学校の男子バレーにはメガネでバレーをしているキャラクターがいることに。

どうして男子バレーはメガネがOKで女子バレーになったとたん「コンタクト作ってこい」なの?どうして?

あまりに疑問で、昔、バレーをそこそこ真面目にやっていた夫に疑問をぶつけてみました。(どうでもいいですが、私も小学校時代一年くらいだけバレーを習っていました。サーブが入らないから辞めましたが…)

私「ねえ、何で男バレはメガネで、女バレはコンタクトなの?」

夫「男バレのメガネって接骨院のお兄さんやろ?あれはきちんとバレーのときはスポーツ用のメガネにかけかえてたやろ。彼がメガネにこだわりあるだけちゃう。他の奴はコンタクトやって」

私「スポーツ用のメガネに架け替えてるのは知ってるよ。一瞬やけど、同じ高校の男子バレー部内で、同じくスポーツ用のメガネをかけてる人がもう一人出て来るねん」@1巻p172-p173

夫「…それは知らんわ」

私「なんか男子バレーはメガネ推奨で、女子バレーはコンタクト推奨とかあるの?」

夫「さあ?自分で調べて」

うう、きーにーなーるー。日本橋ヨヲコ公式サイトを見てみたものの、コンタクトにしたはずの女の子がコンタクトをかけているのはバレーのときだけで制服のときはメガネなのは読者からの要望が元らしいということが分かっただけでした。

なんだろー。きちんとしたスポーツメガネをつくるのはコストも時間もかかっちゃうから、監督も「明日から出来るようにとりあえず」ということで、「コンタクト作ってこい」なのかしら。うーうー。

…今までの作品を見る限り、「作者の好み」という感じもしないでもないわけですが、なんかそれ以外の理由を作りたいような、でも真実がそれならそれを知りたいような微妙なのががファン心理ってわけでして。私は基本的に日本橋ヨヲコの描くメガネ男子がものすごく好みなのです。

投稿者 michy : 12:47 | コメント (0) | トラックバック |    

2006年10月31日

「極東学園天国」日本橋 ヨヲコ ブックマークに追加する

「極東学園天国」
日本橋 ヨヲコ

「極東学園天国」「プラスッチック解体高校」の感想は何度も書こうと書こうと思っていたのですが、思うことがあり過ぎて書けずにいました。「感想を書こう」と思って読み直すものの、一つの話の中であまりにいっぱい感じることがあるのと、読むたびに新たに考えることがあるので、「それの整理を」と思ってるうちに考えが溢れ出して収集がつかなくなって、また読み直してしまいます。

今日もまた同じようなループで読み直していたのですが、3巻あたりをなんか読んでるうちに、「そうだよな。行動をおこしてこそ意味があるし、人間って成長があるんだよなあ」としみじみと思ったので、感想というか、現在感じていることを書き留めることにトライしてみたいな、と思います。

弟が来たときにいろいろ漫画を勧めたのですが、そのときに勧めた一冊を読んでるときに、「これって読みながら考えさせられる漫画?疲れたときにそういう漫画ってツライんだよなー。姉ちゃんが勧める漫画やからおもしろいんやと思うんだけど」という趣旨のことを言われました。本というのは読む気分を選ぶものだと思っているので気持ちはわかるし、私も疲れたときに読むバカ漫画は格別の素晴らしさがあると思っています。

しかし、心に響く漫画をずっと探しているもののあんまり出会えない私としては「自分の価値観を揺さぶられない漫画って読んで楽しい?」と返してしまいました。バカ漫画にはバカ漫画なりの、なにか考えさせられることがある気もするので、そういう趣旨からも何も感じない漫画って私は読んでるかなーと思ったりもするし、それ以上に、この「極東学園天国」みたいな漫画が未読状態であれば、ほぼどんな気分のときでも読めるなあ、と思ったりします。弟は「疲れた」といいつつ、私の説得(?)に心を動かされたのか、「銀の金」を全巻読んでゆきました。今コンビニに並んでますが、福本伸行の本で「天」(麻雀が分からないため途中で挫折なので読んだには入らないかも。このために麻雀を勉強しようとPS2ソフトを購入したが、プレイしたことは一度もない…。どこかに麻雀入門漫画はないものかと探索中です)「カイジ」と読んだ中では一番好きです。

私は、人の美しさって、自分の醜さや至らなさや不甲斐なさに直面して、それでもより良くありたいと、足掻いて、もがいてるところだと思っています。永遠に届かないことを知っていて、それでもそうでありたいと願いながら、あがく人間って本当に美しいなあ、と思います。日本橋ヨヲコの漫画はそういう「あがく人間の美しさ」というようなものが表現されていると思います。そして、私はその「あがく人間の美しさ」というのを、「極東学園天国」に一番強く感じます。(「プラスチック解体高校」も基本的に同じ感じなんですが、アチラはどちらかというと、私としては「愛を知る」ってことがメインかなー思います)また、「あがく」って簡単なことではないし、ものすごくツライと思うんですが、その「あがく」ことのつらさや人の弱さもうまく表現されているなあ、と思います。

「あがく」前提として、私は「現状を受け入れる」、「ダメな自分を認める」ってことがあると思うのですが、その描き方も上手だなあ、と思います。私は、今の体の状態はやっぱりツライし、それなりに器用に生きてきたとは思うものの、「あっちを選んでいたらな」や「もっと早く始めていればな」って思うことはたくさんあります。「東京に生まれていたらな」とか。でも、そういう苦悩や今まで経験してきたことを含めて自分だと思うので、「あのときに戻りたい」とか「人生をやり直したい」とかはあんまり思いません。もう一度大学に通ったら楽しいだろうなあ、とは思うけど、それって「今の自分」がもう一度大学に通うから楽しいのであって、「大学生時代の自分がもっと勉強をしていたらなあ」とはあんまり思いません。今の体も不自由だなあ、と思うけど、それも含めて自分のアイデンティティだと思います。…なんかそういう「現状を受け入れた」うえでの、「あがき」をこの漫画からは感じます。

そして、「いいなぁ」と思うのが、そのストーリーを彩る台詞です。台詞自体も心に染みるし、とてもいいのですが、あのストーリー展開で、あのタイミングで、あのコマ割で、あの絵で表現されるからいいんだなー、と思います。だから、ただ単に台詞を書き出す行為では、魅力を10分の1も表現できないと思うのですが、それでもニオイは感じるのではないかと思うので、大好きな台詞を抜き出してみます。

「いやだなあと思うこと そのままにしてたら たましいが 腐るから」

「とーちゃんが言ってたんだ 女の人を笑わせておけたら一人前だって」

「知識ってのは人にやさしいんだって だから人は勉強するんだって 人の役にたてて 初めて学問になるんだって」

「マジメというのはほめ言葉ではない 生きにくいということだ きれいにまっすぐ生きていけないと気づいた時に 酒に飲まれるのさ」

「酒よりうまいものを知ってるんだろう?」

「この世でいちばん悲しいのは 気持ちが伝わらないことだなあ」

「たかが絵で 人生は変わるよ」

己の身のほどを自覚して 凡人であることを肝に銘じて オレは何者でもなく生きる

誰かに用意された道には何もない

読みながら書き出していたら、たくさんになりました。やっぱり、いいなぁ。一つの台詞で簡単に一エントリ書けそうです、

どうでもいいですが、この作品では私の大好きなキャラクターである城戸信長の眼鏡というか、ゴーグルの扱いも好きです。眼鏡は防御力の低い防具だと思っているのですが、ゴーグルはさすがに防御力が高いなあ、と思いました。しかし、眼鏡にしてもゴーグルにしても、とることに意味があると思います。ルールは破るためにある、という感じで、眼鏡はとるためにある、と思う。ちなみに、最強の防具女性バージョンはコンタクト+化粧+スーツorドレス+美容院風髪型+高いヒールだと思ってます。

カラータイマーのごとく体力の限界がやってきたのでこの辺で。とにかく良いと思うので、ぜひ読んでみてください!全4巻です。

投稿者 michy : 11:39 | コメント (2) | トラックバック |    

2006年10月19日

「DEATH NOTE HOW TO READ 13」 ブックマークに追加する

「DEATH NOTE
HOW TO READ 13」

Lの本名他データと大場つぐみのインタビュー目当てで買いました。思ったよりおもしろくてびっくりです。

Lの年齢が月より上めなあたりは「そうだよ。そうじゃないかと思っていたよ!!!」と嬉しかったです。また、Lの本名は「そんなものかな」って感じでした。

赤マルジャンプでラクガキ4コマなんて連載されていたことを初めて知りました。夏、海、趣味シリーズのLがとても良かったです。「ストーリーがおもしろかったんだし、絵描きさんのインタビューは読んでもどうせ分からないし」とあんまり小畑健インタビューは楽しみにしていなかったんですが、私は大場つぐみインタビューより小畑健インタビューのほうがおもしろくって、「私ってやっぱり絵描きさん好きなのかなー」と思いました。

大場つぐみインタビューは、おおまかにラストを決めて、そこに向かうようにロジカルに話を調整していくやり方がなんとなく私の琴線に触れました。ストーリーに対する理詰めっぽいアプローチが好きです。で、たいした理由もなく林檎などの小道具にこだわったりするあたりもいいなぁ、と思いました。すごい理由がありそうにみえて、実はあんまりないあたりがいいです。Lの最期の台詞や、page.108について「皆さん個々の解釈で完成させて楽しんで頂くのが『DEATH NOTE』なんです」と答えているあたりもいいなぁ、と思いました。そういう描き方をしているのだから、この答えは当たり前っちゃ当たり前だと思うのですが、それをきちんとできるのがいいなぁ、と。

小畑健インタビューは、その絵に対するこだわりにびっくりしました。週刊誌であれだけのクオリティの絵だから、すっごいアシスタントさんを使うのがうまいのかと思いきや、「人物のペン入れは名前のないキャラを含めて、全て自分でしていきます」とあって、びっくりしました。小物系もすべてガイドラインとなる下絵を入れた段階でアシスタントさんに渡されるらしい。仕事のやり方にはいろいろあると思うけど、ここまで完璧主義なのって私は大好きです。サイコロタワーやマッチタワー、隅々まで名前で埋まったデスノートも小畑さんのこだわりだと知りびっくりしました。資料集めもデジカメもって近所の運送会社まで行ったりとか、写真集を探したりとか、乗り物は模型を写真に撮ったりとか、こだわりがすごい。コマ内でのカメラワークや、短調になりがちな会話シーンを短調にさせないための絵作りでの工夫などなど、「すごい人はやっぱり違うのね」と思いました。

私が小畑健を知ったのは「あやつり左近」だったと思うので、「あれがデビューだよね?あの頃からすごい人だと思ってたけど…」ということを夫に言ったら、「なにをいう!小畑健といえば、それより前にも「CYBORGじいちゃんG」などがあるんだよ」と言われました。検索してみたら、「CYBORGじいちゃんG」はジャンプ連載を読んだ記憶がありました。そっかー、あれが小畑健だったのか。夫はよく同じ絵だって分かったなあ。夫の絵に対する記憶力には本当に感嘆します。

それから、すごいと思ったのは編集者です。あえて二人のコミュニケーションをあまりとらせないで、作品と断片的な情報をただ渡すっていう選択肢を選んだのはすごいなあ、と思いました。私は、共同作業ならお互いに情報は密にすべきだ、と信じてきたんですが、少なくともクリテイティブな作業の場合は情報の断絶によって想起されるものってあるんだあな、としみじみと思いました。

その感動を夫に伝えて、「この編集者さんのインタビューをみたいなあ」と言ったら、「いや、それは前面に出てこないほうがいいんじゃないの。キミは編集というものを過小評価しているよ。「G戦場ヘブンズドア」を読み直しなさい。編集者って結局プロデューサーみたいなものだからね」と言われました。

プロデューサー、その職業は大変そうだし、「あれは絶対に常人には無理だ」とは思うののの、未だに何をやっているか私が理解できない職業の最たるものです。人によってスタイルが違いすぎるのが理解できない理由なのかなあ。「風と共に去りぬ」の映画のプロデューサー、デビッド・O・セルズニックの、「風と共に去りぬ」の配役や脚本に対するこだわりは本当にすごいと思うけれども、すべてのプロデューサーがそうであるわけでもないし、またそうであるべきであるとも思いません。なんか難しいですね。少し「働きマン」3巻を読んで実感中です。

お二人の先生が、二人とも一番好きなキャラがLで、かつL死亡シーンの「胸中」がお気に入りの場面ベストに入ってたのは嬉しかったです。私もあのLが死ぬシーンは大好きなシーンなので、小畑健のコメントの「好きなキャラの最期のシーンは気合いが入ります」にも感動しました。

リューク先生完全監修「わりと適当なキャラタイプ診断」もなかなかおもしろかったです。夫は自分が「危険思想は控えましょう」の夜神月になったとへこんでいました。私は「あなたは人間じゃありません」のリュークだったんですが、夫に「どれだったと思う?」と聞いて、「『唯一の常識人…がんばれ』夜神総一郎ではない。ネタで『少しは将来を考えましょう』渋井丸拓男。じゃあ、『自分の足で歩きましょう』ニア。じゃあ、リューク」とかなりの確度で当てられたのは正直少しショックでした。

デスノートを拾ったら「使わない」→レスター、ハル、ジェバンニの中だと誰が好き?「ハル」→親しい異性はいる?「そこそこ」→憑かれるならヌ、ミードラ、シドウの誰?「シドウ」(ヌとミードラは外見があり得ないから)→将来の夢は?「分相応に幸せに」→友達に何と言われることが多い?「変」でリュークにたどり着きました。おかしい選択肢を選んだ記憶はないので不思議です。

アニメも「Lが山口勝平って!」と心配していましたが、Lっぽくて満足です。年紀を経た声優さんは違うもんだな、と思いました。次は映画が楽しみです。

投稿者 michy : 20:56 | コメント (2) | トラックバック |    

2006年09月06日

少女漫画によくあるヒロインのことを思って別れる男の実在性 ブックマークに追加する

漫画や小説を読んでて、ふと、男性作家の描く女性は現実味がないなあ、と思うことが多いことに気付きました。なんといったらいいか分からないのですが、その女性の友人関係の想像ができない感じなんです。「そこまでいったら、女性世界では普通にハブだよ…」と思うくらい異常に女の子っぽさが強かったり、逆にすごく男の子っぽくて女の子の理論を超越した行動をしていたり、あとは本当にお話を進めるコマっていう感じで都合の良い発言ばかりしてくれたり。逆に、女性作家の描く女性は、どれだけ現実離れした設定でも、どこか女性っぽいところというか女性の業を感じさせるところがある気がします。

そんなことを考えていたら、ふと「女性作家の書く男性も、相当、現実味がないのでは?」と思いました。なかでも、「リアルでそんな話聞いたことがない」と思ったのが、少女漫画にありがちな、ヒロインにべた惚れではあるものの、ヒロインの好きな人ではない当て馬的役割の男の子が、ヒロインとつき合うとか、婚約するとか、結婚するとか、ヒロインの好きな相手がヒロインのことを好きじゃないと考えた(当然のごとく誤解)ヒロインをうまくなぐさめててなんとなくつき合ってる感じとかにある状態で、どうやらヒロインは好きな人と両思いであることが分かってしまってものの、「別れるなんてあの人に悪くてとても出来ない」と悩んでいるときに、「俺といるとお前が幸せそうにみえない」とか、とにかくヒロインのためにとか言って、ヒロインと別れる決断をする男が本当に存在するのか、ということです。

パッと思い出す具体例としては、間違ってるかもしれないですが、多田かおる「愛してナイト」(ギター長髪関西弁のお兄さんと一瞬つき合ってた気がする)、吉住渉「ハンサムな彼女」(関西弁の転校生。つき合ってなかったかな〜。でも、返却台詞みたいなのを言ってたのはとても印象に残っている)、大和和紀「はいからさんが通る」(少尉がいなくなった後に出現した長髪の編集長。婚約してた気がする)あたりです。最近のものでは少女漫画はロクに読まないので、コーラス連載作品になってしまいますが、一条ゆかりの「恋のめまい愛の傷」のエリート銀行マンのお兄さんが、いさぎよくはないものの、そんな感じでした。

なんとなく「愛する人の幸せのために身をひく」って女性的心理な気がするんです。一度も手に入れないならともかく、一度手に入れたものを、いくら好きな相手の幸せのためとはいえ自分から手放すものかな。

夫に聞いてみたら、「そういう人もいるかもね」と言われました。女友達に「そういう具体例知ってる?」と聞いたら、「知らない。逆なら知ってるよ。つき合ってるときはいつでも別れるって言っといて、いざ彼女が別れたいって言ったら勝手に作った合鍵を使って彼女の部屋で自殺未遂をした人。裁判するとか言ってたよ」と言われました。誰が何に対してどういう訴えを提起したのかすら知りたくもないホラーです。

投稿者 michy : 20:40 | コメント (2) | トラックバック |    

2006年08月30日

「少女ファイト 1」日本橋ヨヲコ ブックマークに追加する

「少女ファイト 1」
日本橋ヨヲコ

イブニングで連載されているバレー漫画ということで、バレー経験者の夫がハマっていたのですが、私は基本的に線の太い漫画とスポーツ漫画は苦手なので両者合わせもっているこの漫画はまったく読んでませんでした。

「絵の好き嫌いで」なんて思うかもしれませんが、漫画にとって絵っていうのは重要な要素だと思うんです。漫画における絵って表現手法の一端だから、ストーリーにあった絵であるべきで、本来ならそれだけである程度好き嫌いがわかるべきだと思うんです。だから、「絵が下手」って批評は意味がないと思います。「ナニワ金融道」がそう批評されて故青木雄二が怒った、という話をどこかで読んだことがあるんですが、青木雄二の絵はストーリーにあってるからその批判は意味がないといます。

スポーツ漫画が嫌いなのは、基本的にスポーツが嫌いだからだと思うんですが、最近新しい発見をしました。私は絵と普通の台詞だけからスポーツの展開を読み取ることがとても苦手なようです。今月号のアフタヌーンの「おおきく振りかぶって」も何が展開されているのやらさっぱり分かりません。最後の心情描写は分かったのですが、「で、このコマにいる四番って誰だっけ?みんなメットかぶってるから個体判別がつかないよ…」と読者失格。登場人物の呼び名が人によって違うのも混乱します。「おおっとここで、××くんの○○シュートだああ」と言ってくれるナレーターやら解説キャラがいないと何が起こっているのかさっぱりわかりません。この説を夫に話したら「キミに漫画を読む資格はない」と言われました…。

が、この漫画はなんだかあんまり夫が素晴らしさを強調するのと、イブニングで読む漫画が少なくて困っていたこともあって、「コミックスがあるのなら」と手を出してみることにしました。

…ハマりました。

なんというか人間関係の描き方や台詞の選び方がうまいです。特に主人公の練(ねり)の所属する女子バレー部でのもめ事とかは「ああ。女の子の人間関係ってこういう感じだよねーー!!」と思いながら読んでいました。夫は当初作者が女性か男性かで悩んでたみたいですが、私は絶対に女性だと信じてました。ここまで女子の人間関係を上手に描ける男性作家は読んだことないです。

あと、恋愛の描写がめちゃいい感じです。接骨院のメガネ兄と長髪弟と練と練のお姉さんの関係がめちゃくちゃ気になります。1巻を読んだ限りの私の予想では、練はメガネ兄とうまくいきそうになるものの、最終的に長髪弟とまとまるかなー、と思いました。でも、前号のイブニングを読む限りではあまりにもメガネ兄といい感じすぎて、自分の予想に自信がもてなくなってきました。

1巻の前半にもヒトコマあるのですが、メガネ兄の練を見つめる優しそうな顔がなんともいえません。イブニングでは、シュートを打とうとする練から、トスを上げる兄への何かのサインが通じて、そのときの兄の顔が!ただ、いい感じなのは分かったものの、そもそもトスに何でサインが必要なのかも不明だったので、「ここ、いいシーンだよねーー」と言いながら、夫に聞いてみたら「…なんで意味もわからずにいい感じとか思えるんだよ。どういう攻撃するかとかサインを出すんだよ。それによってトスのあげかたが変わるの。サーブしてるときも、前でどういう攻撃するか、とかサインしてるもんなんだよ」と言われました。バレーって奥が深いんですね。

練がくっつくのは最終的には長髪弟だと思うんだよね、という話を夫に話したら、夫はどちらかというとメガネ兄だと思う言ってくれたものの、「僕はバレーしてるシーンが読みたい」と言われました。作者はバレーを昔していたようで、夫はバレーシーンの絵をみるたびに「そうそう、手の形がこうなるんだよ」といちいち感激しています。私はバレーはどうでもいいんだよな。バレーシーンが増えて、また展開が分からなくなったらどうしよう。解説者登場希望^^;;;

投稿者 michy : 08:57 | コメント (2) | トラックバック |    

2006年07月03日

Lの本名の予想 ブックマークに追加する

「Death note How to read 13」のオマケについてくるカードで、Lの本名が公開されるそうです。

Lファンとしては、Lの本名は永遠の謎にして欲しかったですが、が、きーにーなーるー。

そういうわけで勝手にLの本名の予想です。

Lとライトはやっぱりお揃いだと思うので、「Light」
名字がある場合は「夜神」に対比させたものになるのではないかと思ったりします。

もしくは規律を重んじるってことで「Law」かな、と思ったりもします。

…すみません、ただの女神転生オタクな予想です。(女神転生なら、ライトはDark / LawでLがLight / Lawかなー、と勝手に思ってます…)

投稿者 michy : 09:10 | コメント (4) | トラックバック |    

2006年06月08日

「医龍」 ブックマークに追加する

「医龍」

私は最近「医龍」にハマっています。

夫から「どうやらおもしろいらしい」と聞いて気になっていました。ドラマ化もされています。書店の漫画の山も、私に「いかにもおもしろそう」と語りかけてきます。絵も好みです。しかし、何事にも慎重な私は「本当におもしろいのかしら?医療ものなんて「ブラックジャックによろしく」で十分じゃないかしら」と思っていました。

しかし、ある日、何の気もなく「気になっていた漫画だから」と少し中身を読んでそくざに虜になりました。

私は漫画は場所をとるからあんまり買いません。たとえ読む場合でも人に借りたり漫画喫茶で読んだりします。買うのは吟味して吟味して吟味した良作だけ(のつもり)です。そんな私ですが、すぐさま夫に商談の電話をしました。

「今から『医龍』を全巻買おうと思うねん。1/3出さへん?」

夫はしばしの沈黙の後、金額を聞いて「大筋では了承するから…」と言ってくれました。もつべきものは夫です。夫の了承&援助の後押しを得て、本屋で今は11巻になる「医龍」を積み上げたときは、とても満足でした。至福のひととき。

家に帰って読みました。ひさびさに号泣しました。

加藤助教授、かっこいい!!!!

働く女性がここまでカッコいい漫画はなかなかないです。上にあがるために、あえて清濁あわせのみ、シビアな顔と笑顔を使い分けて、自分の目指す医療のために頑張る。いや、もう、なんてステキな話なんでしょう。私もこんな女性の下で働きたいと思いました。

え?主人公は朝田っていう男性じゃないのか?いや、そんな人(朝田ファンの人、ごめんなさい)、かなりどうでもいいです。デスノートのライトと同じくらいどうでもいいです。

ドラマは今日見たんですが、なんだか…原作を先に読んで感涙した私からすると「えーーー!!」ってカンジの展開でした。

かなりオススメの漫画です。

投稿者 michy : 23:07 | コメント (0) | トラックバック |    

2005年12月20日

「さおり&トニーの冒険紀行 ハワイで大の字」 ブックマークに追加する

「さおり&トニーの冒険紀行
ハワイで大の字」

著者二人のコンビは「ダーリンは外国人」から好きだったものの、この本は「パリで出かけるか自宅にいるか。それ以外はお金の無駄使いのような気がしてならない」とパリと自宅至上主義の訳の分からない価値観をもつ私は興味がありませんでした。しかし、電車の中で広告をみたら、その内容がなかなかおもしろかったので、「これは買うしかないかも!」と思って購入しました。

電車の中で見た広告はトニーさんが「どんな水着がいいですか?」と言われて「サメに襲われない水着」と答え、「それなら越中ふんどしですよ!」(サメは自分より大きいものには襲いかからないかららしい)と言われるというものです。これだ、こういうやりとりを私は読みたかったんだよ。ハワイには全く興味がないけど!

…読了。ハワイに興味のない人間が買う本ではありませんでした。

私の望んだようなやりとりは、「こぼれ話」ということでスパイス程度にあるものの、中心は「ハワイではこんな体験ができるよ〜。こんなところがあるよー」という感じのハワイ探訪です。レストランの料理紹介にカラーで数ページ使ってあったりします。ハワイに行く、ハワイに興味がある、ハワイに行った気分になりたいなどの志向があるなら、ほわほわとしたやわらかい感じの紹介にきっと満足できると思います。しかし、ハワイに全く興味のない私は読んでいてふわふわと幽体離脱しそうになりました。

しかしながら、Amazonの書評でも絶賛だし、本屋では山積みされてるし、世の中のOLには売れてるようです。自分と世間一般のOLの価値観の相違を感じ悲しくなりました。きっと、同じアメリカで同じノリでもE3探訪なら楽しく読める気がする…。ああ、女性としてOLとして何か間違ってる。

自分と世の中のとの距離を再認識した一冊でした。

投稿者 michy : 12:18 | コメント (0) | トラックバック |    

2005年11月23日

講談社の雑誌のお気に入り漫画 ブックマークに追加する

夫は講談社のために、かなりの散在をしています。ヤンマガ、モーニング、イブニング、アフタヌーンを購読しているからです。私も漫画が好きなので家に漫画があるのに読まないなんてそんなもったいないことができようか、いやできない、というわけでこれらの雑誌を購読しています。

ある日、ふと思いついて夫にクイズを出してみました。

「私が今、ヤンマガで一番おもしろいと思ってる漫画は何でしょう」

私の好みは我ながら謎なので、果たして当てられるかどうか、と思ったのです。

夫はすぐに答えました。

「そりゃ、『エリートヤンキー三郎』やろ」

エリートヤンキー三郎 風雲野望編

ええ!なんで分かったの。かなり難しいと思ったのになあ。不条理なギャグとジェットコースターにのったような展開が週刊漫画ではたまりません。夫曰く「めちゃキミが好きそうやから」だそうです。なぜ分かった~。

ちなみに、その前はもう終わってしまった『シガテラ』でした。

シガテラ

これも不条理な展開と男性誌特有の妙に男性に都合のいい展開が笑えてしかたがなかった。思わず漫画喫茶で読破してしまった…。

「じゃあ、アフタヌーンでは?」

「そりゃ、もう『臨死!江古田ちゃん』(未コミックス化)やろ」

くっ。これは夫が買ってきてそうそうに四コマ漫画の江古田ちゃんから読み始める姿を見られているだけに分が悪い。これも不条理なギャグがたまりません。どこまでが作者の体験談なのか。我が家では少なくともサポセンとフィリピンパブには勤めていたことがあるだろう、ということになっています。

ちなみに、2番目は「げんしけん」です。夫は「意外に『ああ!!女神様』か『おおきく振りかぶって』」と答えてはずしました。「げんしけん」の存在を忘れていたようです。

げんしけん

「じゃあ、モーニングとイブニングはどうよ?」

「『カバチタレ』と『極悪がんぼ』かな」


どちらも法律もの。これは簡単過ぎたかもしれません。

しかし、こんなに私のことを把握している夫にびっくりしました。一番のお気に入り漫画は的中率100%かよ!私、同じ質問されても絶対に夫のお気に入りなんてわからない。

…夫、凄いな。

それとも私が分かりやす過ぎ?

投稿者 michy : 22:58 | コメント (4) | トラックバック |