普段、ミステリしか読まないので、「ネパールから来た嫁、次々と起きる奇怪な出来事。」という粗筋ににミステリのような合理的な解決を期待して読んでしまいました…。
ミステリとして読めないわけではなく、それにつきまったく回答がないわけではないですが、本題はそこにはなく、「こちら」から「あちら」の世界へ読者を連れて行く作品だな、と思いました。連れて行くためにはこれだけの分量の文書が必要だったんだな、とも思いました。
読みながら、祖父の、山を愛し手入れをし、土地を愛し耕し、井戸や堆肥を大事にした、自給自足を旨とした生き方がなんとなく分かってくる気がしました。

