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「脳男」首藤 瓜於



評価:2/5(まあまあ)

前々から名前を聞いていた本で精神医学っぽいことと、乱歩賞ってことだけ知っていました。なにやらのフェアで積んであったので、思わず購入、すぐに読みました。

個人的に乱歩賞にはハズれがなかったので、相性について期待し過ぎました。

扱っている、自己や自我とは?善悪とは?というテーマは非常に興味深いです。しかし、私には、事件とテーマとの関係があまりに希薄でに思えました。特に、私の読解力や知識の問題である気がしますが、事件の中に無理矢理テーマを扱った会話が出現していて、しかも、そこだけは用語が難解で違和感を覚えました。また、登場人物や小道具がすべて規格外すぎるのも、ちょっと私にはダメでした。

そして何よりダメだったのが、主人公の女性にも男性にもまったく感情移入が出来なかったことです。特に主人公の女性は口調がキツめだからかイライラしっぱなしでした。むしろ、脳男(?)に感情移入してしまいました。

華やかなので漫画化や映像化したら、とてもステキそうです。もう少し時間が経った、同じ作者の同じテーマの作品をまた読んでみたいです。

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