評価:2/5(まあまあ)
私が読む時期を間違えただけのような気もしますが、「江古田ちゃんを描いてる人の表紙だ!わーい。楽しい読み物!」と思って手に取ったにしては、言葉もテーマも筆者の精神状態も難しかったです。解説もまたこれが難しいです。
それでも、すぐに読んじゃえて筆者の文書力はすごいなぁと思いました。ただ、こっちも眉間に皺をいれまくって読んでいたようです。
著者自ら「プチ鬱かも」というようなことを書いているだけあって、浪費の裏にある心情について、唾棄しながらの吐露が多いです。相手を唾棄し攻めるように思える言動は、たぶん、著者が一番したい自己批判による自傷または自責衝動の回避で、著者にとって一番唾棄すべきは自分なんだろうなあ、と思ってしまいました。私はそれを受け止めきれなくって、実はあんまり読んだ記憶がありません。もっと元気になったら、また読むかも、です。
記憶にある中では、「脳が遺伝子情報を活用する」という箇所はおもしろかったのです。
ただ、著者は言葉に言霊が宿りそれがロゴスである、と捉えてるようですが、むしろ、パトスが重要なんじゃないかと思いました。いや、もちろん、陰陽論みたいにどっちかだけじゃいけないと思うので、「現在においてロゴスが重要であると考えられているのに比べパトスが」と思うだけで、「言霊ってどっちも入ってるんじゃなくて?」と言われれば、そんな気もするので重箱な気もします。

