« 「ブッダ」手塚治虫 全12巻 | メイン | 「MW」手塚治虫 全2巻 »

「火の鳥」手塚治虫 全13巻

評価:5/5(素晴らしい)

これも「ブッダ」と一緒に大人買い。自分で買いながら「「火の鳥」を読みたいっていう精神状態なら大丈夫だろ」と思った。実に素晴らしく、いくつもの連載をしながら、ライフワークとして火の鳥を描き続けた手塚はやはりおかしいと思う。平行して描けるようなものには思えない…。

日本でマンガって文化の隆盛があったのは手塚治虫がいたからなんだろうなあ、と思った。

未来ものと歴史ものが交互に語られる構成なんだけど、歴史ものを読んでるとたびたび気が遠くなってきて内容があたまに入らず、「ああ、私って本当に歴史がダメだなあ」と思った。これで嫌いなら救われるのかもしれないけど、歴史が好きなのがまた悲しい。

私の好みは、以下のような感じです。

未来編=太陽編>鳳凰編>復活編

それぞれの感想

黎明編

それなりにすきなんだけど、だから何ってわけでもない作品。

未来編
手塚のいいたことをストレートに勤め込んだ、雄大な作品と言う感じで好き。ストレート過ぎるかな、とは思う。

ヤマト編
なかなか好きだけど、だから何ってわけでもない作品。

宇宙編
きっと考えればいろいろと矛盾があるんだろうなぁ、と思うんだけど、そんなことはどうでもよく、宇宙のなんともいえない感じが好き。  

鳳凰編
これは歴史モノにしてはかなり好き!「ブッダ」と通じるところのある作品。ただ、未来編で描いてたようなものがなく、通俗的な面だけに落ちてる気がする。だから分かりやすいんだけど、それは「火の鳥」と冠する意味はあるのか?と思う。

復活編
ロビタ大好きなので、もちろん好き!ラブは素晴らしいでしょう。テーマは難しく、まだ自分の中で処理できない。

羽衣編
なんとなくかなり好き。  イイハナシなうえに描写がおもしろい。

異形編
中高生のころに一番読んだ話。読み過ぎたせいか今読むと「あれ?」と思ってしまった。

望郷編
いいはなしだとは思うんだけど、どうしてもムーピーの描写に生理的嫌悪を感じてしまう。

乱世編
…まともに読めたことがないと思う。いつも常に途中で挫折する。

生命編
通俗的だけどおもしろくて好き。ただ、ナメクジ、ロボット、ムーピーとの混血などを描いたあとに、クローンというのは「そこまでしないと伝わらなかったのか?」と思ってしまう。ただのそういう表現手法である気もする。

太陽編
難しさとおもしろさの混ざり具合が絶妙で、手塚治虫らしい!!なんでも使いようで、人の心次第。私の中の順位では、未来編と甲乙つけがたい。

  

関連しているかもしれないエントリ:

コメントを投稿

track feed