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ミステリ本 アーカイブ

2008年10月22日

「ナイチンゲールの沈黙」海道尊



評価:2/5(まあまあ)

タネや筋書きやテーマよりはむしろ筆者の言葉の選び方や人物設定、ものの捉え方などが興味深かった本です。

私の期待が大き過ぎたのか、正直、ミステリとしては「ありがちでライトノベルっぽい」という印象しか受けませんでした。ただ、筆者が現役の医師であることを考えれば、デビューから短い期間でこれだけのクオリティのものを出せるだけでも凄いと思います。

筆の早さのためか、「え?この人物の設定はあまりに無理があるのでは?」と思う箇所が多く、それが「あ、でも、お医者さんはこれが不思議でない世界に住んでるのかな」と思えて、とても興味深かったです。もちろん、私の感覚がおかしいのかもしれませんし、このかただけがそういう感覚なのかもしれないです。

例えば、迦陵頻伽は私には何のことやらサッパリ分からなくて辞書を引いたし、ナイチンゲール(人名の方でなく、鳥の名前。ホトトギスのこと)が「鳴いて血を吐くホトトギス」なのは見事に忘れててググったし、「フラクタルな事象を空間に閉じ込めるため」という言葉を医師が普通の看護婦に向かって言う状況は想像できないし、酒を飲んでばかりの無職の父を持つ父子家庭の少年が何故に入院中の病室でトランク二つもの本の山を築けるのかは謎で仕方がなかったです。

最初の本を読んだときにはそれほど気にならなかったのは、最初の本は登場人物のほとんどが凄い肩書き持ちのお医者さんって設定なうえに、時間をかけて書けたからかなー、と思いました。

ところで、あんまり関係ないですが、「白髭皇帝の殿前軍」や「将軍(ジェネラル)の近衛兵」などの二つ名は、私にはちょっと辛かったです…。

2008年10月08日

「償い」矢口敦子



評価:4/5(オススメ!)

あまりに近所の贔屓の本屋に長い間、積んだ上に「買え!」とばかりに帯とポップがあるので、耐えきれなくなり購入。シンガポールに持って行ったものの読む気力がなく、帰って来て2、3日かけて読了。

いい男風味の登場人物がいっぱいだったり、とにかく鬱っぽく、小難しく考える登場人物がいたりして、どことなくエヴァンゲリオンを彷彿とさせられました。エヴァが好きな人なら好みの本なんじゃないかな、と思います。逆にエヴァンゲリオンがダメな人は、覚悟をもって手を出されるのが良いかと思います。

私は、何故か、主人公のオヤジがゲンドウ、対峙する少年が渚カヲルでずっと脳内再生されていました。別に、そこまでキャラが似てるわけじゃないと思うだけに不思議です。

実は、ずっと「カヲル君に似てる訳じゃないのに、どうして私の脳内ではカヲル君の外見でしか再生されないのか。そして、主人公はゲンドウになるのか」だけ考えながら読んでいたので、それ以外の記憶はあんまりありません。でも、読んでいて楽しかったです。

また、途中で幻冬舎文庫だと知って、「え?これが幻冬舎文庫なんだ?」と少しびっくりしました。私の中で幻冬舎文庫は、こういうイイハナシめいたミステリじゃなくて、もっと、アクションやバイオレンスなんかの分かりやすさを重視したミステリを出すイメージでした。

2008年08月19日

「天使のナイフ」薬丸岳



評価:3/5(普通におもしろい)
乱歩賞受賞に惹かれて購入しました。眉間に皺を寄せつつ、三日ほどで読了です。

重すぎるテーマなのですが、途中でやめるキッカケが見つかりませんでした。「あれは結局なんなの?」と思って読み進めると、最後にはジェットコースターに乗っているという、そんな本です。

テーマが重く、そのうえ、そのテーマが謎解きに密接に絡みまくってるとあって、まだまだ咀嚼できません。最後のほうの謎解きはそこまで絡める必然があったのか、ちょっと考えるだけだとそこまで絡みまくるからこそ意味があるように思えるんだけどそうなのか、そしてそれは文中から読み取れたのか、そういうところを考えながら読み直したいなあ、と思うのですが、読み直しに二の足を踏んでます。

うーん、重い。

重いテーマに耐えられるときに読まれることをオススメします。私はちょっと読む時期を間違えた気がします。

2008年07月17日

「仄暗い水の底から」鈴木光司



評価:3/5(普通におもしろい)
「夏の厄災」を読んで都市の配管設備に興味があったのと、例の湾岸の事件で本書の名前がたびたび挙がっていたので、興味を惹かれて買いました。長編かと思っていたので短編集なのにびっくり。二日くらいで読みました。

鈴木光司は「リング」「らせん」「ループ」を読んだくらいですが、上手だなー、と思いました。短編集でこれだけ趣向の違う、出来の良い作品を揃えられるのはさすが!と思います。どの作品も興味深いし、考えさせられますが、「穴ぐら」と「海に沈む森」が好みです。

水と東京をモチーフにした作品集とのことで、なんだか「東亰異聞 」小野不由美を読みたくなりました。

「プリズン・ストーリーズ」ジェフリー・アーチャー



評価:2/5(まあまあ)

「百万ドルを取り返せ!」などのベストセラーの筆者であり、英国の最年少で下院入りをし、ロードでもある筆者が獄中で出会った話に手を加えた短編集。本屋で見かけて買ってすぐに読みました。

よくまとまっている作品ばかりなのですが、私が犯罪小説を読み過ぎているからか、「ああ、あるある!」と思う話だったり、オチが私はイマイチ違和感を感じる勧善懲悪さ(これがイギリスっぽさ?)だったりして、そこまで入り込めないのが寂しかったです。

この「そこまで入り込めない感じ」は「百万ドルを取り返せ!」でも少し感じたのですが、あれはラブと女性と長編のため、この本ほどは感じませんでした。同じ筆者の「ケインとアベル」は、逆に爽快さがなくてのめり込めなかった記憶があるので、今読めば違うのかなー、と思いました。

そして、解説にあった現在執筆中の「現代版『モンテ・クリスト伯』」が気になりました。

2008年07月16日

「ダレカガナカニイル…」井上夢人



評価:3/5(普通におもしろい)
随分前に、井上夢人ブームだったときに買っていた作品。分厚いし、ミステリのような違うような作品だって聞くし、と躊躇していましたが、「脳男」「クリムゾンの迷宮」のコンボの次にはこれだろ、というわけで手に取りました。すぐに読んでしまいました。

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「クリムゾンの迷宮」貴志祐介

評価:4/5(オススメ!)
随分前に作家買いで買っていた中で、一つ残っていたもの。「脳男」とほんの少しだけ似ていたので、「脳男」を気に読む気になって読んでみました。

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2008年06月29日

「脳男」首藤 瓜於



評価:2/5(まあまあ)

前々から名前を聞いていた本で精神医学っぽいことと、乱歩賞ってことだけ知っていました。なにやらのフェアで積んであったので、思わず購入、すぐに読みました。

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2008年06月24日

「葉桜の季節に君を想うということ」歌野昌午



評価:3/5(普通におもしろい)

本屋で2004年度の「このミステリーがすごい」第1位、「本格ミステリ・ベスト10」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第2位、さらには日本推理作家協会賞と、本格ミステリ大賞を受賞と賞を総なめにしているのをみて購入しました。

すぐに読めました。

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2008年06月15日

「マエストロ」篠田節子



評価:2/5(まあまあ)
篠田節子作家買いの一貫。これもすぐに読めました。表紙が妙にエロティックですが、普通の音楽系のミステリーです。

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「夏の災厄」篠田節子

評価:4/5(オススメ!)
篠田節子作家買いの一貫。すぐに読めました。

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「聖域」篠田節子


評価 3/5(普通におもしろい)
篠田節子作家買いの一貫。すぐ読めました。

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2008年05月06日

「チームバチスタの栄光」海道尊



評価:4/5(オススメ!)

文庫落ちしてすぐに買っていたのですが、やっと読み始めました。すぐに読了。

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2008年04月04日

「XXゼロ 呪催眠カーズ」上甲宣之



評価:2/5(まあまあ)
前に買ってあったのを読みたい気分になってので読んでみました。あっという間でした。

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2008年03月07日

「覗き小平次」京極夏彦



評価:3/5(普通におもしろい)

同じ怪談焼き直しの「嗤う伊右衛門」(→法務だけど理系女子の綴るblog:「嗤う伊右衛門」京極夏彦)が非常におもしろかったのと、なんだか文学的な賞を取ってるらしいので、期待に胸を高めて購入。

その後、しばらく持ち運んだりしつつ、まったく読まない一ヶ月。読み始めても遅く、一週間ぐらいかけてのんびり読書。

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2008年02月22日

「交渉人」五十嵐貴久

評価:3/5(普通におもしろい)
再読了。

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「ガストン・ルルーの恐怖夜話」飯島 宏, ガストン・ルルー

「ガストン・ルルーの恐怖夜話
飯島
, ガストン・ルルー

評価:2/5(まあまあ)
あっという間に読了。

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2008年02月01日

「香水―ある人殺しの物語」 パトリック ジュースキント

「香水―ある人殺しの物語
パトリック
ジュースキント

評価:4/5(オススメ!)
だいぶ温めてたけど、読み始めると止まらなかった。

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「ギャングスター・レッスン」垣根 涼介



評価:1/5(うーん)
部屋でだいぶ温め、その後、ぼちぼち読みました。

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「6ステイン」福井 晴敏



評価:4/5(オススメ!)
少し部屋で温めたけど、読み始めると一気。

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「ヒートアイランド」垣根涼介



評価:4/5(オススメ!)
あっという間に読了。

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「サウダージ」垣根涼介



評価:2/5(まあまあ)
止まらずに読んでしまった。

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「ウルトラ・ダラー 」手嶋龍一



評価:3/5(普通におもしろい)
「止まらない」とまではいかないけど、すぐに読めました。

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「Fake」五十嵐 貴久



評価:3/5(普通におもしろい)
買ってしばらく温めたけど、読み始めたら止まらず。

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